最後の最後に、「閃光スクランブル」というタイトルの意味がわかった。

序盤で描かれる重く影のある暗さを中盤から終盤で振り切るように変わっていく二人の姿が見ていて好ましかった。 さよならオルフェウスの歌詞はすごく好き。

☕️ミックスベリーティー 数日前から読み進めていた本を読み終えた。 昔卒論で書いた日本では男性アイドルと女性アイドルの 売り方？在り方？の明確な違いで、 シゲさんは圧倒的男性アイドルだし 主人公は女性アイドルなんだけど、 でもどんなに違っても通ずるところはもちろんあって。 それが本当にエグい。 人生の半分以上誰かを推している私にとって、 以前“推し、燃ゆ”を読んだ時とは また別のベクトルでしんどかった。 たったの一挙手一投足がいちいち槍玉にあげられて炎上するこんな世の中で、 どうか私の人生を支えてくれている人たちの人生が幸せであってほしい。 そして、12章。 週刊誌の一報道だけで社会問題にまで発展するような時代で生きているからこそ、 特にエグかった。 それを現役アイドルが書いてるっていうのが またとんでもない重みがある。 どこまでがリアルで、どこからがフィクションなんだろう でも途中、物語としてはなんの意味もなくただの列挙として“ジャニーズ”って単語が出てきて嬉しかった。 この小説は最後のシゲさんのあとがきで すべてが完結するように思うから 読む人にはそこまでしっかり読んでほしいな〜 あと、絶対に寝る前に完結させるべきじゃなかった。 めっちゃ泣いた。 絶対明日目腫れると思う。