私はゼブラ

7件の記録
- mikechatoran@mikechatoran2025年7月21日読み終わった海外文学生まれながらの亡命者であり、途中で母を失い、父と各地を転々とした挙句に天涯孤独となった身には「文学」がアイデンティティであり(しかも「文学のみを愛すること」は家訓でもある)、孤独を埋め、いつ何時やすやすと砕け散ってしまうとも限らない日常生活の脆さを知る者としての武器・鎧であると考えると、ゼブラが哀れでならない。何もかも簡単に奪われてしまうことを知る者には愛すら困難だ。著者が読者の共感を避けるようにゼブラを書くことも、笑えるほどなのだが、ゼブラの孤独と悲しみを際立たせているように思われる。興味深いのはゼブラが文学(死した人の言葉)を生きる糧にしているのに対して、ルードが文献学者(辞書学者? )だというその対称性
- きりんモリモリ@tantakadance2025年6月1日読んでる借りてきたまたいつか途中まで読んで期限が来たので図書館に返した。 文学がそんなに良いのか?という思いとそれでも文学は守られるべきだという思いあり。