凡庸な芸術家の肖像 マクシム・デュ・カン論 上下合本版

凡庸な芸術家の肖像 マクシム・デュ・カン論 上下合本版
凡庸な芸術家の肖像 マクシム・デュ・カン論 上下合本版
蓮實重彦
講談社
2015年8月14日
1件の記録
  • サカグチ
    サカグチ
    @hisuissugi
    2025年4月24日
    人に勧められた! 面白い! (4月25日追記) 読みの仮説 「凡庸さ」という概念が発明された経緯について論述する。筆者は「凡庸さ」をこのように提起する。 「凡庸」とは、よく読まれている日本語の辞典なら「すぐれたところのないこと」という定義におさまっているように、いささかも特殊な概念ではない。ただ、その定義の非゠歴史性に深くいらだった著者は、相対的な定義におさまりがちな「凡庸」という語彙を、「すぐれたところ」の不在とはおよそ無縁の絶対的な現実として定義しなおし、その歴史的な新しさを視界に浮上させることに意味を見いだした。 →「凡庸さ」は相対的なものではない。そして、それは近代になって「発明」されたものである。 では、その「凡庸さ」とはいったいなんなのか? 想定ポイントは以下の四つ ・遊戯 ・成熟 ・捏造 ・旅行者 大作なのでゆっくり読んでいく。
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