ψの悲劇 The Tragedy of ψ

ψの悲劇 The Tragedy of ψ
ψの悲劇 The Tragedy of ψ
森博嗣
講談社
2021年6月15日
19件の記録
  • 理瀬
    理瀬
    @lichtv
    2026年6月19日
    結末怖すぎて笑った。好きだけどゾクっとする。
  • @s_ota92
    2026年5月27日
    p12 「<死ぬ自由が自分にはある。なにか具体的な不満があったわけではない。自分の意思で自由に活動できるうちに、皆の前から消えようと思う。探さないように。>」 p38 「<真賀田博士への返答>」 p54 「「あ、失礼しました。島田文子と申します。」」 p58 「「人類の知的交流とその蓄積のバックアップです。」」 p61 「「真賀田四季?」」 p66 「「おお、発見……。えっと、ψの悲劇。プサイですよね、これ……。」」 p141 「「私、ピンクになりたかったんですよ。」」 p142 「「八田先生が、生きている、ってこと。」」 p161 「ブランは皆から好かれていた。殺す理由なんてないだろう。そこで思い出したのだが、<ψの悲劇>の殺人が、毒殺だったこと。」 p165 「一年まえに、洋久がいなくなり、一昨日には、ブランが死に、吉野公子が亡くなった。そして、矢吹将太が救急車で運ばれる事態となったのだ。まさに、悲劇である。」 p176 「<島田です!>」 p183 「「神よ、我にプロトコルを。」」 p187 「「決まっているじゃない。吉野先生を殺したのは、貴方だからよ。」」 p189 「「簡単には説明ができないわけですよ。うーん、世の中ってのはね、もう、ぐちゃぐちゃなんだから。いやんなっちゃうからね。人間関係もそう。もうね、ちょっとしたことで争って、暴力沙汰になるじゃない。いい加減、もうやめてよねって、思うでしょう?どうしてみんな、こんなに憎みあったりするわけですか?私は、そこがわからない。みんなさ、もっと、自由に生きられないのかしら。人のことなんか心配しないで、自分の好きなことをすればってことなんだ、基本はさ。なんかね、ちょっと自分よりも誰かさんが楽しそうだ、誰かさんが良い思いをしてるって、そんなことで腹を立てて、意地はってさ、馬鹿みたいだよ。いえ、馬鹿なんだよな、みんな、マジで。どうしようもない馬鹿、馬鹿、馬鹿。やめてよね、そういうの……。」」 p195 「「貴方が何者か、という話です。」」 p197 「「ということは、二年まえに、私は生まれたのですか?」「そういうこと。驚いたでしょう?」「どういうことですか?」「貴方、自分が人間ではないことは理解している?」」 p198 「「普通の人工知能じゃないんだよ。人間の頭脳が取り込まれているわけ。」」 p199 「「八田洋久。」」 p208 「「あ、今のは失言かもね。ごめん、ごめんなさいね。そうじゃないの、こちとら、アナログだ、が正しいかしら。まあいいわ。どっちだって……。一度口から出たら、吸い込めませんからね。」」 p209 「「ドローンを飛ばさなくても、街にはカメラがいっぱいなの。特にね、公園は多いってわけ。悪いことをする奴が多いからさ。だけど、ドローンみたいに、上からは撮影しないから。警察はさ、上から見た映像を見ているつもりなんだけれど、それは、バーチャルなんだよ。処理されているだけ。そういうのに頼っているってことが、古い頭の奴らにはわかってない。ちょっと新しいものがあったらさ、便利だ、これからはこの技術だって、飛びつくだけ。失われたものに気づかない。そんなふうだから、あちこちで人災ばっか山のように勃発するわけだ。本当にデジタルを知っている者はね、この世界を過信しない。もっとさ、自分の腕を信じてる。」」 p211 「「エミナ・プサイ・タンドグルゥ!」」 p215 「「やるじゃんか。」彼女は私の膝を叩いた。「貴方さ、ロボットじゃないよ、もう……。」」 p217 「「私、今は、こんな美少女の姿しているけれど、実は、えっとぉ、もうすぐ百歳になるの。」」 p221 「「私が自分を韜晦しているとおっしゃるのですか?」」 p229 「「馬鹿言うんじゃないわよ。私は、島田文子です。きっちり個人の自覚を持っているんだから。」」 p229 「「まぁね……。いたらいけない?二人いてもいいじゃない。それに、だんだん別人格になるわけよ、違う人生を歩みますからね。大昔にさ、クローン人間でそんな間違ったイメージをみんな持っていたんだよね。あれに近いな。どっちにしても、すっかり人間、歴とした人間だってこと。」」 p229 「「人間なんですか?」「どこが人間と違う?私には違いがわからない。私自身にわからないんだから、誰にもわからないじゃない?そうでしょう?」「私は人間ですか?」「立派な人間だよ。自信を持ちなさいって。」」 p229 「「そんなの、ごくごく些細な問題じゃないの。充電が必要な人間なんて、病院へいったらうじゃうじゃいるじゃない。普通の人だってさ、端末の充電しなかったら死んじゃうかもしれないよ。そもそも、ご飯を食べることが充電なんだからさ。チャージって言ったら、同じこと。」」 p233 「「小説?<ψの悲劇>のことですか?あれが、なにか関係が?」「八田先生が書いたプログラム。」島田は言った。」 p233 「「もっとも、小説というのは表向きの木馬。」「木馬?」「そう。トロイの木馬。知ってる?」」 p240 「それなのに、ときどき湧き起こる疑問、興味、関心、違和感、そして懐かしさのような思慕の方が、なぜか愛おしいし、輝いているようにさえ感じられた。」 p240 「時間をかけて、私は自分を取り戻そうとしているのだろうか。だとしたら、これは成長と呼べる現象かもしれない。そうであってほしい、と願う気持ちも、存在するように感じられるのだ。気持ち?それは、どんなものだろうか?」 p240 「ばらばらに歩いているのに、お互いにぶつかることなく、人が流れていく。誰もが、自分の目的を持っていて、お互いに干渉せず、しかし、争うこともなく、自分の脚で歩いている。同じパイプの中を流れる液体のように見えるけれど、けっして混ざることはない。それぞれの目的を忘れることはない。そして、しだいに分岐して、それぞれ別の道へ向かう。最後はまた一人になるのだろう。一人から始まって、最後も一人になるのか。生きているというのは、結局はこの流れのことなのだ。私は、はたして生きているものといえるのか。」 p241 「私は意識を持っている、と意識できる。私というものを、疑うことなく、知っているのだ。私は、私には証明できる。私は、私だからだ。」 p243 「私は、二つの青い目に囚われていた。」 p245 「問う。教えてほしい。どうか……。私は何者か。ただ、問い続けていた。」 p248 「ただ<ψ>というマークをよく書いた。ペンと紙があると、その記号を繰り返し書いたそうだ。」 p256 「あれは、本当に美しい風景だった。澄み切った空気しか、私たちの周りにはなかった。どこまでも高い空の下。私たちは、手をつないで歩いたではないか。いつの間にか、目が霞んでいる。鼻水が流れていた。私は、泣いているみたいだった。」 p257 「私の記憶の中に、彼女は生きているのだ。たとえ名前を思い出せなくても、彼女との時間のすべてを再現できなくても、記憶はある。私が生きているかぎり……。」 p265 「そうなんですよ。ところが、行方不明のままで、生死は確認できませんでした。現在生きていれば、百歳をとうに超えています。」 p270 「「私なんて、もう六十年以上、孤独の固まりですよ。孤独すぎて、孤独って何なのかわからないくらい孤独の真っただ中ですよ。でもね、真っ暗闇の中にずっといたら、すべてが眩しくなってくるの。」」 p274 「自分の過去を、物語として思い出し、それがたしかに存在すると信じているだけのことだ。そもそも未来なんてものはない。もうすぐ死ぬことになると決まっている。したがって、今しかない。現在の自分の周辺しか存在しない。ただ、目の前にあるものに目を向け、美しい、可愛い、素晴らしいと感動したい、反応したいだけのリアリティだ。」 p278 「「人類というのは、そもそも何千年もまえから家畜なんですよ。」」 p281 「否、幻想だといえば、すべてがそもそも幻想ではないか。生きていることが幻想であり、また死も幻想である。おそらく、意識も幻想だ。エントロピィ増大のプロセスにおける波動、その揺らぎが見せる、一瞬の逆転、それが生命という幻なのだ。人間は、死に取り憑かれている。死に取り憑かれた状態を生きると定義しているのだ。」 p285 「「八田さんだな。」老婆は言った。」 p311 「八田洋久は、既に真賀田四季に押収されていただろう。彼の知性、彼の発想、彼のすべてを、天才科学者は手に入れた。だから……、八田洋久は、彼女の中に既にいたのだ。」 p309 「<わかりません>」 p312 「わからない。私には、わかりません。それが結論なのだ。そこが、私の到達点。」 p316 「私は学ぶしかない。学んで、自分の頭で考え、私自身の将来を作っていかなければならない。」 p320 「「久慈昌山先生の講座です。既に、メールのやり取りを彼としています。渡米のときには、お祖父さんも一緒についてきてほしい。二人でアメリカで暮らしましょう。」将太は、すらすらと淀みなく話した。「そうすれば、こちらの家族と別れられる。その方が、都合が良いでしょう?」」 p321 「「記憶が戻りましたか?」」 p321 「「そろそろだと思っていた。」将太は愉快そうに微笑む。「大丈夫、私と貴方は、どちらも八田洋久だ。なにも恐れることはない。」」 p322 「「毒を飲ませたのは、私だけになりたかったからだ。将太は、今は眠ったままだよ。」少年は、その深く冷たい眼差しのまま、今度は子供のように微笑んだのである。」
  • ここ子
    @itit09
    2026年5月13日
    すごかった!また10年後くらいにGシリーズ読みたくなると思う!
  • ここ子
    @itit09
    2026年5月10日
  • にに
    にに
    @mokumokuyomu
    2026年4月23日
    これまでのGシリーズとはまた一変して、だれの話!?から始まる。四季の創る理想郷に犀川や萌絵たちは乗るんだろうかとか想像が膨む。ラストにいつも衝撃。
  • a
    a
    @book_fun
    2026年3月21日
  • 水源
    水源
    @fountainhead
    2026年3月10日
  • きみどり
    きみどり
    @tc_airih
    2026年1月22日
    4日目: p206 第3章6〜解説 済(読了) * ネタバレを一切見ることなくここまで来ているので、登場人物紹介に島田文子の名前があったのを見て「これは前作のエピローグより未来の話? それともまさか過去の話ではないよね?」と身構えてしまった。 読み始めてしばらくはギリギリ過去の話もあり得るかも…(執事と家政婦のいるお屋敷というだけで平成の空気を感じ取っていた自分がいる)と深読みしちゃっていたけど、実際はしっかりφの先へと続く話でした。 島田文子さんは相変わらず生き生きとしていて良かった。 真賀田博士との謁見シーンは毎度のことながら美しかった。 私はWシリーズを読んでいるので後半の展開にもスッと入っていけたと思う。いや、Wシリーズの内容ほぼ忘れてるけど…。 人間の生活にロボットが当たり前のように寄り添う世界。とはいえ人工知能どころか人間の脳をインストールとなると話が変わってくるし、オチにいたってはオイオイ勘弁してくれよ…となった。でも八田博士の行動は彼だけの特殊なものだとは思えないというか、俺も私もと共感する人が出てきそうだし、同様の行動を取る人の数が増えればいずれ一般人に気づかれるだろうし、そうなればまぁそれなりの諍い事に発展するのでは? それが最終巻である次作で起こるのかは分からないけど。タイトルが惨劇だからなぁ。心して読むか。
  • きみどり
    きみどり
    @tc_airih
    2026年1月19日
    Gシリーズ後期三部作の2作目。 文庫版は2021年発売で長らく本棚に眠っていた。 前情報は全く無し。 登場人物一覧を見てビックリ。これはどの時代の話なのか? ストレートに考えて良いのか。裏があるのか。前作を意識すると色々と警戒してしまう。 * 1日目: p1〜96 プロローグ、第1章 済
  • ひっそりと
    ひっそりと
    @hissorito
    2025年11月23日
    シリーズの中では比較的読みやすいけど、結末にゾッとした だから読みやすかったのは気のせいで、本質まで読み解けてないのかもしれないと思ってさらにゾッとした
  • kskkz
    kskkz
    @kskkz
    2025年11月4日
    ψの悲劇 The Tragedy of ψ
  • 𓇌𓅱𓇌
    𓇌𓅱𓇌
    @dccxxiv___
    2025年11月3日
    p.274 自分の過去を、物語として思い出し、それがたしかに存在すると信じているだけのことだ。そもそも未来なんてものはない。もうすぐ死ぬことになると決まっている。したがって、今しかない。現在の自分の周辺しか存在しない。ただ、目の前にあるものに目を向け、美しい、可愛い、素晴らしいと感動したい、反応したいだけのリアリティだ。 p.278 「人間は、コンピュータを作った。これが、つまりは人間の進化であって、もう前世代の人間は、役目を終えたのかもしれません」
  • ひっそりと
    ひっそりと
    @hissorito
    2025年10月12日
  • @who_you
    2025年9月29日
  • 𓇌𓅱𓇌
    𓇌𓅱𓇌
    @dccxxiv___
    2024年2月12日
  • 麦茶
    麦茶
    @mokichi10-07
    1900年1月1日
  • こうや
    こうや
    @s2bump
    1900年1月1日
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