少年の名はジルベール

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- anko@books_anko2025年5月3日読み終わった私は少女漫画で育った。 「風と木の詩」を初めて読んだ時の驚き。私が生まれるよりずっと前に発表された作品だというのに、ものすごい漫画に出会ったという衝撃を感じた。 その「風と木の詩」の竹宮惠子先生。自伝本とあれば読まないわけにはいかない。 「大泉サロン」での仲間たちとの青春、描きたい漫画をなかなか描かせてもらえなかった苦労、スランプ、そしてどのようにして少女漫画界に革命を起こしたのか。先生自ら語られるお話は大変貴重だ。 サンキュータツオさんの解説もとても良く、竹宮先生を評した言葉に共感し感動した。