

anko
@books_anko
ソファに座ってページを開き無限に広がる世界を旅する🛋
そんな私の読書記録ᝰ✍︎꙳⋆
- 2025年5月26日流星と吐き気金子玲介読み終わった元カレに元カノ。終わった恋を終わりにできず、何年経っても忘れられない想い。執着とも依存ともいえるその感情は、吐き気がするほど気味が悪い。恋とは素晴らしいものなんていうのは幻想だ。みっともなくて恥ずかしくて汚い。恋の本質が描かれていた。「消えない」が一番好き。一方的に送り続けるLINEが、一方通行な関係を表している。結局自己完結できるこの女の子、実は強いのでは?
- 2025年5月24日あひる (角川文庫)今村夏子読み終わった3つのお話からなる短編集。最初の「あひる」。友人から譲り受けたあひるを飼う家族が…と、ストーリーもタイトルも可愛らしい。なんて思っていたら大間違いだ。読み進めるうちに、背筋がゾクゾクしてくる。そして最後のお話。これを読むことで「あひる」で理解できなかった部分も納得できた。静かな文章の中の狂気。正常と異常の狭間を漂っている感覚に、私の脳もふわふわくらくらした。素晴らしい小説です。
- 2025年5月22日家族のなかの見知らぬ人A・R・トーレ,北野寿美枝読み終わった夫の浮気発覚から人生が変わりはじめる。リリアンは、会社を解雇され、他の男性に惹かれていく。不倫や夫婦間の問題をテーマにしたミステリかと思いきや、まったく違う展開をみせてくる。好みが分かれる作品。私はそこまで入り込めなかった。
- 2025年5月18日
- 2025年5月15日マイ・ディア氷室冴子読み終わった氷室冴子さんの愛した少女小説についてのエッセイ。 「秘密の花園」「あしながおじさん」…中でも「赤毛のアン」が大好き。 孤児だったアンが、マシュウとマリラの愛に包まれ、島の人々と交流しながら成長していく姿に感動したなぁ。 本書を読んで当時の気持ちを思い出し、プリンスエドワード島のみんなにまた再会したくなりました。 帯のギンガムチェックとイラストもかわいい、すてきな1冊です🎀
- 2025年5月14日お前の彼女は二階で茹で死に白井智之読み終わったタイトルからして意味が分かりません 設定も謎すぎる どうやったらこんなことが思いつくんだろ? トリックもめちゃくちゃ特殊なのに、めちゃくちゃ説得力がある 私は白井智之という天才の頭の中を覗いてみたい!凄すぎる!
- 2025年5月10日サラバ!(下)西加奈子読み終わったいびつな家族関係。恋人や仲間との関係。そして仕事。この小説は、家族小説であるとともに、歩の成長物語です。 何かのせいにしたり、誰かのせいにするのは簡単。そこからどうするか、どう行動するか、選ぶのは自分自身なのです。 「サラバ」のような魔法の言葉に私も出会いたい。
- 2025年5月9日
- 2025年5月9日サラバ!(上)西加奈子読み終わった圷家の家族の物語。父の海外赴任先であるイランやエジプトで過ごす日々。問題行動ばかりの変わった姉と両親の関係。そんな家族の中で育った僕。上巻だけでもかなりの濃さです。おもしろくて一気に読みました。
- 2025年5月3日少年の名はジルベール竹宮惠子読み終わった私は少女漫画で育った。 「風と木の詩」を初めて読んだ時の驚き。私が生まれるよりずっと前に発表された作品だというのに、ものすごい漫画に出会ったという衝撃を感じた。 その「風と木の詩」の竹宮惠子先生。自伝本とあれば読まないわけにはいかない。 「大泉サロン」での仲間たちとの青春、描きたい漫画をなかなか描かせてもらえなかった苦労、スランプ、そしてどのようにして少女漫画界に革命を起こしたのか。先生自ら語られるお話は大変貴重だ。 サンキュータツオさんの解説もとても良く、竹宮先生を評した言葉に共感し感動した。
- 2025年4月30日
- 2025年4月25日出版禁止 女優 真里亜長江俊和読み終わった失踪した女優、筧真里亜。 彼女に関する3本のルポルタージュ。 インタビューを受けた人々が証言する彼女の姿は様々。 彼女は聖女なのか、それとも悪女なのか? そして、一体何者なのか。 最後まで「真里亜」という女優に翻弄されました。
- 2025年4月18日トリニティ窪美澄読み終わった1960年代、一つの雑誌を通して出会った3人の女たち。ライター、イラストレーター、編集雑務。女性が働き続けるということが、今以上に難しく大変だった時代。3人それぞれの選択と、それからの人生。多くの犠牲を払いながら、自分の選んだ道を突き進んでいく。私が生きている「今」は、先人たちが切り拓いてくれた「未来」だ。そしてまた私も精一杯生き、「未来」へと繋いでいこう。そんなことを思わせてくれる小説だった。
- 2025年4月15日春になったら莓を摘みに梨木香歩読み終わった「西の魔女が死んだ」の著者、梨木香歩さんのエッセイ。本書では、他国の人々の出会いや触れ合いが書かれている。文化の違う国で出会った人々との忘れられない思い出。おもしろかった。
- 2025年4月14日選んで、語って、読書会1北村薫,宮部みゆき,有栖川有栖読み終わった有栖川有栖、北村薫、宮部みゆきが編むアンソロジー。 この3人が選ぶ作品ならおもしろくないわけがない! 期待通りどのお話もとてもおもしろく心揺さぶられました。 中でも「同じ夜空を見上げて」が好きです。
- 2025年4月13日人生を狂わす名著50三宅香帆,今日マチ子読み終わった三宅香帆さんの選ぶ、人生を狂わす名著。 取り上げられているジャンルも様々。 読書が大好きなことが伝わってくる、素敵な本でした。 漫画の選書なんて、素晴らしいの一言。
- 2025年4月10日
- 2025年4月10日ブレイクショットの軌跡逢坂冬馬読み終わった本のタイトルでもある「ブレイクショット」。 ビリヤードにおけるゲーム開始のショットのこと。 その名の通り、球が散らばるように、様々な人々の人生が転がりだす。 無関係であるように思える人々が、どこかで繋がって物語が展開していく。 車、サッカー、マネーゲームの世界…等々。これだけの話を盛り込み複雑でありながら、それを感じさせないストーリー。 とても楽しみ、深く考えさせられる読書となった。
- 2025年4月3日杉森くんを殺すにはおさつ,長谷川 まりる読み終わった思春期の友情は、依存ともいえるくらい密接で親密だ。 それなのに、成長するにつれ変わっていってしまう関係。 あの頃は狭い世界しか知らなくて、だからこその苦しみがあった。 痛くて切ない青春。 この小説は、痛みと救いの物語です。
- 2025年4月1日冷たい骨に化粧丸木文華読み終わった不気味で官能的な短編集。 どのお話も最後にはゾッとさせられます。 「愛妻家」「双子心中」が好き。ノスタルジックな雰囲気と、エロティックな空気感。とても良かったです。 初回出荷限定ストーリーも付いていて、そちらもおもしろかったです。
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