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@books_anko
ソファに座ってページを開き無限に広がる世界を旅する🛋 そんな私の読書記録ᝰ✍︎꙳⋆
  • 2025年11月16日
    激しく煌めく短い命
    綿矢りささんは私にとって特別な作家です。 芥川賞を同年代の少女が受賞したと知った時の衝撃は今でも覚えています。 才能のある若者への羨望と尊敬。 何より、何者にもなれていない自分に焦りました。 あれから20年以上が経ちこの本を読みました。 同じ時代に中学生だった私。 懐かしくて恋しいあの時代。 もう忘れかけていたあの頃の感情。 本作を読んでいる間、あの頃に戻ったようなそんな感覚になりました。 同性を好きになった時の葛藤や不安、そして周りからの差別。 それでも「好き」だけは変わらない。 辛くなる部分もありますが、とても美しい物語です。
    激しく煌めく短い命
  • 2025年11月7日
    エレベーターのボタンを全部押さないでください
    自分とは違う誰かの日常のはずなのにその中に自分と似た何かがあったり、新しい世界や気づきを与えてくれたり… そんなエッセイが大好きです 川内さんのエッセイはまさにそんな作品 楽しくておかしくて、そしてほろ苦い 癖になります
    エレベーターのボタンを全部押さないでください
  • 2025年11月4日
    さよならジャバウォック
    デビュー25周年記念の本作 帯の文句に一体どんな話なんだろうと読む前からワクワク 伊坂幸太郎らしい疾走感のある作品でした 自分なりにこの作品に込められたメッセージを考えています でも難しい だからこそずっとずっと考えています 答えは出るかな?
    さよならジャバウォック
  • 2025年10月30日
    クリスマスのフロスト
    クリスマスのフロスト
    ジャック・フロスト警部シリーズ1作目。 噂通り下品で愉快なおじさん。 憎めない愛されキャラ。 犯人を見つけるためなら手段を厭わないその姿は、滑稽でありながらもついつい応援してしまいます。 主人公が魅力的なミステリーはやっぱり良いですね。 ミステリーのおもしろさを楽しめる作品。
    クリスマスのフロスト
  • 2025年10月22日
    拷問依存症
    拷問依存症
    依存症シリーズ4作目 本作も、「痛い痛い!怖い怖い!」と思いながら読みました💀 こんなの嫌だと思いながらもストーリーがおもしろくて途中で止めることはできません 気持ち悪さが癖になるこのシリーズ 続編待ってます
    拷問依存症
  • 2025年10月19日
    七時間半
    七時間半
    東京−大阪間を7時間半で走る列車「ちどり」 この作品が書かれた1960年代の鉄道旅行を楽しむことができる本作 食堂車があったなんて素敵 内容は乗務員や乗客達のドタバタ劇 殺人事件が起きるタイプの鉄道ものではありません それぞれの恋心を乗せた「ちどり」の行方は…
    七時間半
  • 2025年10月16日
    何度でも読みたい 教科書の泣ける名作 詩・短歌・俳句
    教科書に掲載された作品を集めた本書 あの頃出会った作品を大人になった今読み返す あの頃とは変わってしまった自分、変わらない自分 懐かしさと新しい発見に出会える1冊です 茨木のり子の『わたしが一番きれいだったとき』が特に好き 心打たれる素晴らしい詩です
    何度でも読みたい 教科書の泣ける名作 詩・短歌・俳句
  • 2025年10月13日
    百年の時効
    百年の時効
    553頁という大ボリュームの本作 昭和の未解決事件を解決しようとする警察官達の執念 登場人物が多く混乱しますが、登場人物一覧があるのでありがたかったです この長さだからこそ長い時間を一緒に駆け抜けたような気持ちになります とにかくめちゃくちゃおもしろい小説!
    百年の時効
  • 2025年10月5日
    ゆるやかに生贄は
    ゆるやかに生贄は
    1960年代のアメリカ ヒッチハイクの少女を助けたことにより主人公はある事件へと巻き込まれてしまう その当時の人種差別や社会問題も知ることのできる小説 私は事件とは別のあることでも驚かされた その結末は女性作家だからこそ書けたのかなと感じた
    ゆるやかに生贄は
  • 2025年9月30日
    朱より赤く 高岡智照尼の生涯
    12歳で実の父親に売られたみつ 舞妓、芸妓として生きる中で、男たちに傷つけられ翻弄される 最後にみつが選んだ道 女という性に生まれたがゆえに理不尽な目にあう それでも希望を忘れず、自らの道を切り拓く主人公に胸を打たれた 高岡智照という人をもっと知りたくなった
    朱より赤く 高岡智照尼の生涯
  • 2025年9月29日
    日本蒙昧前史 第二部
    第一部でどハマりした本作 第二部でも激動の昭和を堪能しました リアルタイムでこの時代を知りませんが、パンダ来日の熱狂や上野動物の苦労、政府間の駆け引き、そんなことを知れておもしろかったです パンダ好きで有名なあの方も登場してクスッと笑えました
    日本蒙昧前史 第二部
  • 2025年9月27日
    閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書
    『猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』とは!好奇心くすぐるサブタイトルにドキドキしながら読み進めました。おもしろかったです。絵や図があることでリアリティが増す作りになっています。帯にある「読んでは、いけない。」の通り、この本を読んだことで自分の中に恐怖が生まれてしまいました。怖い怖い。
    閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書
  • 2025年9月24日
    ●●にいたる病
    ●●にいたる病
    豪華メンバーによる我孫子武丸氏デビュー35周年記念企画 「●●にいたる病」というテーマで書かれた作品はどれもおもしろかったです 先生方それぞれの色が出ていてさすがの一言 めちゃくちゃ気持ち悪くて最高 不快なのにまた読み返したくなる、そんな魅力溢れるアンソロジーでした
    ●●にいたる病
  • 2025年9月21日
    見てはいけない
    見てはいけない
    愛と憎しみの短編集。 どのお話も、良くないことが起こりそうな空気感で満ちています。 愛が暴走し、狂っていく人。 『遠い村』は、疎開した田舎で出会った少女との話。 美しく残酷だった月子。幸せになりたかった月子。 悲しい物語だけど私は好きです。 『アレキサンドライト』は、男がその時の弾みで心にもないことをポロリと呟き、女はそれを信じる。 もしもその約束が破られたら…そりゃあ怖いことになりますよ。 暴走した愛は凶器です。
    見てはいけない
  • 2025年9月16日
    前の家族
    前の家族
    悩みに悩みぬき、期待に胸膨らませながら購入するのがマイホーム まさに「夢のマイホーム」 家とは寛ぎ自分自身を癒やす場所のはずなのに… 静かにゆっくりと、しかし確実に迫りくる何か だからこそ本書は怖くておもしろい
    前の家族
  • 2025年9月13日
    迂回
    迂回
    シチリア島にヴァカンスで訪れた夫婦 楽しいはずの旅が選択を間違え悪夢へと変わる 今まで読んだことのない奇妙な小説でした ずっと不穏で不気味な雰囲気でストーリーは進み、軽い文体で読者は物語の世界に惹き込まれます 好き嫌いは分かれると思いますが、私は好きでした
    迂回
  • 2025年9月12日
    まず牛を球とします。
    15篇からなる贅沢なSF短編集。文系な私には「よく分からん」と感じる話もありましたが、一つ一つ内容が濃くて楽しかったです。そしてタイトルが素晴らしい。どのタイトルもおしゃれでかっこいいです。『大正電気女学生〜ハイカラ・メカニック娘』が特に好き。
    まず牛を球とします。
  • 2025年9月9日
    悲鳴
    悲鳴
    誘拐され、11年間監禁されていた少女。地獄のような日々は読んでいて苦しくなった。櫛木さんは新潟県出身。昔同じような事件が実際にあった。あの事件をベースに作品を書かれたのだろうか?男尊女卑の田舎の描写もリアル。女に学はいらないという考えの人は実際に多かった。今でも存在している。その事実が生々しく描かれており、私自身の傷をえぐられながら読了。残酷さと刺激的なだけでは終わらない作品だ。
    悲鳴
  • 2025年9月7日
    完璧な家族の作り方
    ホラーとしてはそこまで怖くはなかったです だけどずーっと不気味で気持ち悪い 関係者へのインタビューでストーリーが進み、後半になるにつれ繋がっていく点と点 その証言がまた不気味 ゾワゾワしました
    完璧な家族の作り方
  • 2025年9月5日
    私たちが轢かなかった鹿
    一つの出来事を別々の人物の視点から描いた短編集 同じ出来事なのに当事者が変われば見方も変わる 最後のお話『小説みたいなことは起こらない』は、雪で閉ざされた別荘が舞台 静かな語り口で綴られる物語は、美しくも不気味だ 井上荒野の世界観は癖になる
    私たちが轢かなかった鹿
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