

anko
@books_anko
ソファに座ってページを開き無限に広がる世界を旅する🛋
そんな私の読書記録ᝰ✍︎꙳⋆
- 2025年7月12日奇妙な日常赤川次郎読み終わった数十年ぶりに読む赤川次郎先生 大人になって読んでもめちゃくちゃおもしろい! 奇妙な日常を集めたショートショート ゾッとしたり、ジーンとしたり、いろんな味を楽しめます 読後、シンプルな気持ちで「あー、おもしろかった」とつぶやいていました
- 2025年7月11日黄金比の縁石田夏穂読み終わった主人公の、会社への復讐心には重さを感じず笑ってしまいました。 復讐のために会社に不利益になりそうな人間を採用する人事なんて! 恨みがすぎる😂 しかし、強く共感してしまいます。 「分かる、分かるよ」と、読みながら何度も頷きました。
- 2025年7月8日夜想曲依井貴裕,山野辺若読み終わったトリック重視のミステリ。ストーリーとしてはおもしろさを感じなかったが、トリックとしては考えられてるなと感心。ただ、自分の好みではなかった。文章がとにかく私とは合わず読みにくく、頭にすっと入ってこない。
- 2025年7月5日夏日狂想窪美澄読み終わった前情報なく購入。 水本が登場してすぐに「これはもしかして中原中也では?」と思い、調べてみるとやはりモデルは中原中也。 もしかして…と思わせる窪美澄がすごい。 中原中也に詳しくない私でも気づくかくらいに、彼という人間が表現されていた。 中原中也と小林秀雄の恋人だった長谷川泰子がモデル。 波乱万丈の人生を歩んだ礼子の物語。 創造という世界で生きていくことの狂気。 誰かを愛するという苦しみ。 狂おしいくらいの想いに、私の心も震わされた。
- 2025年6月30日八月の母早見和真読み終わった母性とは、女性が母親として子供を守り育てようとする本能。それは本当だろうか?この小説を読み、母性というものが分からなくなった。この物語で描かれている地獄は、現実社会でも存在している。母娘という名の鎖。逃れたくても逃れられない地獄。読んでいる間中、酸素が足りなくなるような感覚に、苦しくて苦しくてたまらなかった。私も逃げられない地獄の中を一緒に走っているような気がした。この小説を、今この時代に誕生させてくださったことに感謝します。
- 2025年6月26日踊りつかれて塩田武士読み終わったSNSを通じて、自分の意見を世界に発信することができるようになった。世界中の人とも気軽に繋がれるようにもなった。便利な時代だ。しかし、使いこなすのは非常に難しい。難しいということを理解していない人もいるだろう。有名人や失敗した人を叩いてもよいという、現在のおかしな風潮。この小説はそんな問題に一石を投じてくれた。相手の顔が見えなくても画面の向こう側には、自分と同じ血の通った人間が存在している。そのことを忘れてはいけないと、改めて思わせてくれた。たくさんの人に読んでもらいたい本だ。
- 2025年6月22日雨音を、聴きながら。その他,阿川佐和子,阿川佐和子他読み終わった雨はあまり好きではありません 憂鬱な気分になってしまいます この本は「雨」のアンソロジー ページをめくれば、雨粒のように美しい言葉が降ってきます 雨を少し好きになれる、そんな本
- 2025年6月18日不等辺五角形貫井徳郎読み終わったインターナショナルスクールからの友人である5人。 久しぶりに集まった別荘でまさかの殺人事件が…。 被害者と犯人以外の3人の証言でストーリーは進む。 なぜ殺人事件は起こってしまったのか? 結末を知るとタイトルの意味が分かります。 おもしろすぎて一気読み間違いなし。
- 2025年6月16日どうせ世界は終わるけど結城真一郎読み終わった小惑星が地球に衝突し、人類は滅亡する タイムリミットは100年 タイトルの「どうせ世界は終わるけど」 「どうせ」ときたら、「のに」と続くでしょう だけどこのタイトルは「けど」 どんな時でも希望を持って生きていきたい
- 2025年6月12日国宝 下 花道篇吉田修一読み終わった読み終わってしまった。 読み終わりたくなかった。 この、美しくも残酷な世界にずっと浸っていたかった。 一人の役者の50年という長い時間を、私も一緒に生きたような気がする。 この小説は芸術です。
- 2025年6月11日国宝 上 青春篇吉田修一読み終わったヤクザの家に生まれた喜久雄。親を亡くし、歌舞伎役者・花井半二郎に拾われて大阪へ。半二郎の一人息子、俊介と共に芸の道を歩みだす。この先がどうなるのか気になってしまい、夜更しして寝不足になった。これはすごい小説だ。
- 2025年6月8日逃亡小説集吉田修一読み終わった何かのきっかけで突然逃亡することを決めた人達。逃げ出した後はきっと大変だろう。それでも何もかも捨て去りたくなる瞬間。経験はないはずなのに、登場人物達の心情が伝わってきて辛かった。「俺、もしかしたらずっと逃げたかったのかも」本当の気持ちに気づいてしまったとき、私ならどうするだろう。きっと逃げられないだろうな。
- 2025年6月7日嘘と隣人芦沢央読み終わった定年退職した元刑事の平良正太郎。なぜか事件に巻き込まれてしまうという短編集。単純なように見える事件の裏には、思いもよらない「誰か」の悪意が潜んでいる。真実が見えたとき、やりきれない気持ちになった。主人公の人の良さのおかげで、苦い気持ちだけでは終わらない、良いミステリでした。
- 2025年6月4日セルフィの死本谷有希子読み終わった自意識と承認欲求。フォロワー数に執着して、数が増えればそれだけ自分は認めていられる気になる。世界が自分を見てくれる。見た目も可愛らしくて美しく、そして死ぬほど甘いスイーツ。それを無理矢理食べさせられて胸焼けをおこした気分。過剰摂取は健康に悪い。不健康で不健全だ。SNS時代の今、この小説は心に刺さる。
- 2025年6月2日フジコの十ヶ条真梨幸子読み終わった『殺人鬼フジコの衝動』『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』に続くシリーズ3作目。フジコの十ヶ条とはいったいなんだ?読み進めるほどに、何が真実で何が真実でないのか分からなくなる。振り回されて目眩を感じたまま読了。前作を読み返したくなった。
- 2025年5月30日春のこわいもの川上未映子読み終わったまずこの小説は、何か劇的なことが起こったり、何か特殊な人が登場するわけではない。私の、あなたの隣に存在しているかもしれない人々。もしくは私達自身かもしれない。無自覚の悪意や、ちょっとした意地悪。身に覚えがあるからこそ読んでいて背筋がヒヤリとする。
- 2025年5月26日流星と吐き気金子玲介読み終わった元カレに元カノ。終わった恋を終わりにできず、何年経っても忘れられない想い。執着とも依存ともいえるその感情は、吐き気がするほど気味が悪い。恋とは素晴らしいものなんていうのは幻想だ。みっともなくて恥ずかしくて汚い。恋の本質が描かれていた。「消えない」が一番好き。一方的に送り続けるLINEが、一方通行な関係を表している。結局自己完結できるこの女の子、実は強いのでは?
- 2025年5月24日あひる (角川文庫)今村夏子読み終わった3つのお話からなる短編集。最初の「あひる」。友人から譲り受けたあひるを飼う家族が…と、ストーリーもタイトルも可愛らしい。なんて思っていたら大間違いだ。読み進めるうちに、背筋がゾクゾクしてくる。そして最後のお話。これを読むことで「あひる」で理解できなかった部分も納得できた。静かな文章の中の狂気。正常と異常の狭間を漂っている感覚に、私の脳もふわふわくらくらした。素晴らしい小説です。
- 2025年5月22日家族のなかの見知らぬ人A・R・トーレ,北野寿美枝読み終わった夫の浮気発覚から人生が変わりはじめる。リリアンは、会社を解雇され、他の男性に惹かれていく。不倫や夫婦間の問題をテーマにしたミステリかと思いきや、まったく違う展開をみせてくる。好みが分かれる作品。私はそこまで入り込めなかった。
- 2025年5月18日
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