ヒッタイト帝国
8件の記録
やん@grilledyangyang2026年5月31日読み終わったヒッタイトと言えば『鉄の王国』のイメージだったが、日本だけなのか...ヒッタイトは製鉄技術を秘匿したり囲ってはいないし、そもそも発掘される利器は良質な鉄でもなく、製鉄に特別精通もしてないと、身も蓋もない。 ならば、なぜヒッタイト滅亡後に鉄器時代が到来するのか、その鉄器の発掘される中心がカナンなのは何故か。 ヒッタイト自体がまだまだ謎の多いジャンルだ。しかし、近年の考古学的発見により、徐々に実像が見えつつあるようだ。王墓の発見、ヒッタイト人の生活の全貌が分かる日を心待ちにしている。- みい@booklog_20262026年3月14日読み終わったこれまでに出土した粘土板を解読しての歴史考古学の成果の概略とも言える本書では、彼らの生活や歴史を垣間見ることができた。 ヒッタイトの国がかつてあった「赤い河」の名称は、春に鉄分を多く含んだ赤い水が流れることに由来するらしい。 今なお謎の多く残るヒッタイト帝国だが、日本と同じようにはっきりした四季があり、冬には雪も降ったのだとか。 パンとワインを愛する民族であったらしい。多種類の小麦を用途に合わせて使い分け、100種類以上のパンを焼いたという。 遠い昔の話でありながら、どこか親近感を覚える彼らの逸話。その一つヒッタイトを帝国に押し上げたハットゥシリ1世が王位を継ぐ孫に残した碑文に残っている。後継者争いでもめるのを避けるために、酒色に耽るなとの戒めとして、「酒を飲むな水を飲め」と大して長くない文章に3回も書いてある。 読みやすく書かれてはいるが専門的な内容なので、決してとっつきやすいとは言えないかもしれないが、興味のある人はぜひお手に取ってみては。 (欲を言えば、章の最後に記載されていた年表や地図は章の冒頭に載せてあると内容を見通す助けになったと思う。)







