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みい
@booklog_2026
  • 2026年3月21日
    深海の闇の奥へーー生物発光に魅せられた海洋学者の冒険
    海という地球も生物圏の99.5%を占める世界のことを人間がいかに何も知らないか。太陽光と同じくらい生物発光が生態系で果たす役割が大きいか。心踊るような描写で、一気に読んでしまった。 昔から、宇宙探索よりも地球環境の調査と保護に力を入れるべきではないかと思っていたが、その考えがますます強くなった。ロマンだの探究心だの耳障りのいい言葉で責任から目を逸らすのはもう終わりにすべき。 個人の楽しみでエネルギーや時間を使っている場合でもないという気持ちが強まるなあ…
  • 2026年3月14日
    ヒッタイト帝国
    これまでに出土した粘土板を解読しての歴史考古学の成果の概略とも言える本書では、彼らの生活や歴史を垣間見ることができた。 ヒッタイトの国がかつてあった「赤い河」の名称は、春に鉄分を多く含んだ赤い水が流れることに由来するらしい。 今なお謎の多く残るヒッタイト帝国だが、日本と同じようにはっきりした四季があり、冬には雪も降ったのだとか。 パンとワインを愛する民族であったらしい。多種類の小麦を用途に合わせて使い分け、100種類以上のパンを焼いたという。 遠い昔の話でありながら、どこか親近感を覚える彼らの逸話。その一つヒッタイトを帝国に押し上げたハットゥシリ1世が王位を継ぐ孫に残した碑文に残っている。後継者争いでもめるのを避けるために、酒色に耽るなとの戒めとして、「酒を飲むな水を飲め」と大して長くない文章に3回も書いてある。 読みやすく書かれてはいるが専門的な内容なので、決してとっつきやすいとは言えないかもしれないが、興味のある人はぜひお手に取ってみては。 (欲を言えば、章の最後に記載されていた年表や地図は章の冒頭に載せてあると内容を見通す助けになったと思う。)
  • 2026年3月14日
    私立探偵マニー・ムーン (新潮文庫 テ 27-1)
    私立探偵マニー・ムーン (新潮文庫 テ 27-1)
    リチャード・デミング『私立探偵マニー・ムーン』を読む終えた。 戦争帰りで頭の切れるタフガイが鮮やかに難事件を解決していく短編集。割と狭い人間関係の中で大体の出来事が起こる。 結構古い感じの話だなと思ったら1950年頃に書かれたものなのね。 このミス海外1位だけどあまり好みではなかった。
  • 2026年2月21日
    黄色い家(下)
    黄色い家(下)
    川上未映子『黄色い家』を読み終えた。 手に取ったきっかけは、B'z稲葉さんがこの作家さんの本を読んでるからっていう超ミーハーな理由。 すごく読みやすい文章だなっていうのが第一印象。そして、そこを切り取るの?っていう視点の鋭さ・独特さが第二印象。 海外で人気だというのが納得できた。文体ってそのままのニュアンスで翻訳できないけど、視点の独特さは失われないものだから。 『黄色い家』を読んでいて、髙村薫『冷血』をちょっと思い出した。 ただ、冷血の二人は合田雄一郎との出会いののち知性や芸術性の発露が見られて、もっと早くに違う道に引き上げられていれば…という後悔のようなものを読者に感じさせるんだけど、黄色い家の方は、そういう人より優れた誇るべき資質みたいなものがないように思われる。そこが救いがないというか、絶望の種類が違う感じ。美形で賢くて、本当はこうじゃない道もあったんですよっていう言い訳めいたものが見当たらない。 花の容姿について後半で再言及されるところが、なんというかリアルな感じで思わずうなった。生き様が段々と顔つきに反映されていったんだろうなと思わされた。 すごい作品だった。
  • 2026年2月19日
    黄色い家(上)
    黄色い家(上)
  • 2026年2月14日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    面白かった! なんというスペースアドベンチャー。 次から次へと難題が持ち上がるが、主人公の馬力とユーモアでどんどこ解決に向かって突き進んでいく。冒頭で示された、物語の舞台となる世界の危機を乗り越える方策を見つけるための冒険は、主人公と読者を思いもよらない遠いところまで連れて行く。 宇宙船ヘイル・メアリー号に搭載された食料パウチが、ドロドロの液状のものからブリトーにまで変わって行くように、主人公に襲いかかる危機もどんどん味が変わって行く。 これは映画が楽しみだ。
  • 2026年2月11日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
  • 2026年2月7日
    嘔吐
    嘔吐
  • 2026年1月3日
  • 2026年1月3日
    カフカ断片集
    カフカ断片集
  • 2026年1月3日
    一次元の挿し木
    一次元の挿し木
    流れが明快で非常に読みやすかった。 2026.01.04-2026.01.04 【以下ネタバレあり】 200年前の遺骨と妹のDNAが一致した理由や彼女の正体、現在の姿など、展開が読めてしまったので驚きからくる興奮は割り引かれてしまったかもしれないが、それでも十二分に楽しめた。 (細かいことを言えば、遺伝学に携わる人間が、修行中の大学院生とはいえDNA配列で全てが決まるという物言いをするのには違和感を覚えた。また、彼女の出産にあたり、代理母のDNAに傷がつく恐れがあるというのもしっくりこなかった。)
  • 2026年1月3日
    ザリガニの鳴くところ
    ザリガニの鳴くところ
    読書期間 2026.01.19-2026.01.21 ノースカロライナ州の湿地で暮らすカイア。1969年の10月、ノースカロライナ州のバークリー・コーブという村の青年が遺体で発見された。人々がすぐに思い浮かべたのは、カイアが彼を殺したのではないかということだった。 1952年と1970年の間を行き来しながら物語は進む。家族に捨てられ孤独に生きることを強いられたカイアは、湿地に住む生き物たちを愛し、傷つきながらも力強く生きていく。 カイアの影に潜み、その人生と心の中を見守り続けるような作品だった。動物行動学の研究者である著者の確かな知識と経験に裏打ちされた、濃密な自然の描写。一瞬を切り取る思いがけない視点。そしてそれらを引き立てる匂い立つような抒情的な表現。傑作。 【以下ネタバレあり】 「罪に問われるようなことはしていない」という主張の意味するところは本人が何を罪と考えているかに左右される。カイアは法に包摂されておらず、自然の掟の中で生きた。自然の中では観察者の目に美しく映る行為も醜く映るものもある。それらに善悪の区別はなく、ただ各々が生き抜くための戦いがあるだけだ。ミルトン弁護士もテイトも、もしかするとカイアと自分たちの間にあるこの決定的なズレを認識していなかったのかもしれない。
  • 2025年12月26日
    大地 4
    大地 4
    すごい作品だった… この濃厚さはなんだろう? 大地に十分に死体が埋まり、人間と土とが一体となっている。その土から生まれた作物が新しい人を育てる。 清朝の末期から革命後にかけての激動の時代を王家の子孫たちが生きていく。時代と己を内側から突き動かす欲望に翻弄されながら。それにしても女たちの強いことよ。
  • 2025年12月26日
    大地 3
    大地 3
  • 2025年12月26日
    大地 2
    大地 2
  • 2025年12月26日
    大地 1
    大地 1
  • 2025年10月1日
    ハチは心をもっている
    ハチは心をもっている
    カール・フォン・フリッシュに端を発する社会性ハナバチ類の研究者系譜に連なるラース・チットカによる、蜂の類稀なる能力と知性についての見事な概説。 具体的なエビデンスを上げながら、研究者たちの成果がどのように受け継がれて来たかについても紹介しているため、ハナバチの研究史についても理解できた。 蜂といえば餌場を仲間に伝える「8の字ダンス」が有名だが、それ以外にも「空の偏光パターンから太陽の位置を推測できる」、「回り道しても今いる場所からまっすぐ巣に帰ることができる」、「他の蜂の行動目で見てを真似する」などなど驚きの能力をたくさん持っていることを学んだ。 植物の受粉を助ける益虫という観点からその保全が語られがちだが、本書を読めばそもそも蜂には意識や心があり、他のいわゆる高等動物(イルカなど)と同様、いたずらに苦しめるのは忍びないという心境になるのではないだろうか。 構成や内容もよく整理されており、翻訳も正確でわかりやすい。日本人研究者の監修もきっちり入っているため、翻訳本の内容も信頼できる。 これはおすすめ!
  • 2025年10月1日
    NEXUS 情報の人類史 下
    NEXUS 情報の人類史 下
  • 2025年10月1日
    NEXUS 情報の人類史 上
    NEXUS 情報の人類史 上
  • 2025年10月1日
    啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語
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