はじめての文学 川上弘美

6件の記録
loveattable@loveattable2026年1月6日読み終わったわたしは家族全員A型の家で生まれ育った人間だが、何かの手違いでAB型の血を輸血されたらこんな気分になるのだろうなと思うような本
cio@cio_1052026年1月6日読んでる電車の発車ベルが響いて、抱えた単行本がじんと震える。 千切れた銀杏の葉がはい虫のように駆け回る。 穏やかで淡々とした語り口に、えっ?と戸惑う展開が続く小品の中でも、「椰子・椰子」の異質さは際立っている。いつもなら目にも留めないような小さな出来事、大きな違和感を注視して、立ち止まってよくよく考えてみようという気持ちが起こる。普段目を瞑っているのは、世界のおかしさに呑み込まれてしまわないための防御。だけれど、世界に立ち向かい、溶け合う策として、その逆をいってみるのもよいのかもしれない。

cio@cio_1052025年12月18日読み始めたどうにも散漫で、読書に集中できない時期。じっくり考えながらなんども読み返す必要のあるような本は、少しハードルが高くなってしまった。 以前、知人に紹介された「神様」の収録されているのをふと思い出し、この本を手に取った。 「はじめての文学」と銘打たれているだけあって、掌篇から始まり、体力や思考力が落ちていても、導かれるようにするすると読み進められる。まずは知人の勧めに従って「神様」を読み、「運命の恋人」ときて…三作目の「パレード」にて、一行目からセンセイが喋りだし興奮を覚えた。なんと、大好きな『センセイの鞄』の番外篇に思いがけず巡り合う。 本が読めないと、なんだかだんだん落ち込んでしまう。けれど、ちょっと自信が取り戻せそうな気がしてきた。

