詩と散策

8件の記録
- jyue@jyue2025年2月13日読み終わった読書日記2月某日(火) 親戚へ夏葉社の本をプレゼントするために本屋をはしご。ふと我にかえると自分への本も4冊買っていた。帰りの電車で『詩と散策』を開く。1ページ目から胸が熱くなる。あまりにも好きな文章でかっかっと身体が燃えそうだ。目線を上げると陽が落ち始めていた。朝は東の空から始まるのに、夕方はなぜ西の空で終わらないんだろう。空全体が赤く燃えていた。 2月某日(木) 『詩と散策』を読み終える。人は強くて、生きていくことを続けられるかろうじての強さがあれば、誰かがいなくなっても、また他の誰かがきっと生きる力をくれるのだろう、生きていれば、生きている誰かが、きっと、というようなことを考える。私の奥底まで届く『良さ』だったから、Instagramにあげたくないなと思った。たくさんの人に読まれてほしいという明るい願望と、横取りされたくない、私だけの『良い』であり続けてほしいという暗い願望が闘う。良いものをシェアして、人類みんなで高まりあって生きていくムーブ、たまに疲れる。まあでもどうせ前者が勝って投稿しちゃうんだ。 2月某日(金) 詩、良い。寝て起きてもなおまだ詩のことを考えている。去年詩人の作品展を見ているとき、館長さんに「ためしに詩を詠んでみますか?」と声をかけられたのに、コミュ障が爆発して「あ…ふぇ……ぃゃ…」という、ちいかわみたいな返事しかできなかったこと、いまさら悔やまれる。