文字禍

文字禍
中島敦
青空文庫
1942年2月1日
4件の記録
  • GAST-KO
    GAST-KO
    @GAST-KO
    2025年10月8日
    元々好きな起業家のさかいふうたの話から出てきた本で、オーディブルで聴けたから聞いた。 言霊という概念を持つ日本人から考えると中々感慨深い。 もし文字というものが広がりきってなくて、識字率が低ければ。文字には聖霊が住んでいて、それは自分たちに悪さをして害をもたらす。という話だった。 文字を客観的にみれば 文字には、人から身体性を奪ったり 悪いことに気づかせたりする能力がある。 気がつけば、文字とその概念だけを楽しむような、外殻だけで物事を理解して享受してるのではないか?とされる。 そして、文字に熱中する人がいて、その人からすれば、歴史とは文字になってる過去のことで、そうでないものは過去ではないという。 本当に考えさせられることが多かった。 他にもインドの口頭で伝えられた歴史の方が文字で歴史が保存されているよりも確実に伝わってるという話などとも繋げられるし 文字という人間の技術。と捉えれば また別の見方ができる。百味ビーンズみたいな内容だなぁと感じた。
  • こもる
    こもる
    @lost
    2025年9月7日
    『文字渦』を読む前に読んでおこうと思った。両者に関係があるかは知らんけど。 文字とは、それも魂の一部と見なされる、あるものの影のようなものかあ……。たしかに……。 現実のそれと文字による表現の間には必ずズレがある。表現した時点でそれを捉え切れてはいないのかもしれない。
  • あさこ
    あさこ
    @asako_r
    2025年5月25日
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