小公女たちのしあわせレシピ
9件の記録
- ぱぴぷぺぽん@papipupepon2026年2月15日読み終わったネタバレ含みます。 6冊の英米児童文学の本とそこに挟まれたお菓子のレシピ、それぞれの登場人物の人生が交差し、みんなすこし前を向けるようになるお話。 ドラマティックな事件が起きるわけでもなければ、彼らの人生がぐるっと変わる訳でもなく、最初から最後までずっとあたたかく、落ち着いた雰囲気で物語が展開される。 「店頭に並んだときは、枝振りや葉の色や、何かが劣っていて目立たなかったのだろう苗木が、売れ残ったおかげで、のびのびと成長した。千枝も同じだ。家族の中では認められなかったけれど、今となっては心地いい場所に根を下ろし、自由に枝を広げているではないか。」 この言葉が特に気に入った。 良く聞く「置かれた場所で咲きなさい」という言葉。たしかに、今いる環境で精一杯努力する姿勢ももちろん大切であると思う。だけど、淡水の魚が海水では上手く生きられないように、自分に合わない場所に居続けても自身の本領は発揮できないのである。 この物語は、そんな状況で無理に咲こうとしなくてもいいのだと、合う場所にたどり着けたとき、人は自然と伸びやかに生きられるのだと、静かに教えてくれる。誰かと比べて劣っているように見えたとしても、それはただ環境が違っただけなのかもしれない。読み終えたあと、今の自分を肯定してもらえたような、あたたかな余韻が残る一冊だった。 映像化してほしい作品ランキング1位です!
ほせ@coffee_dog2026年2月13日表紙に惹かれて借りてみた本。知っている本がたくさん出てきて、懐かしい気分になった。 いつも全身ピンク色でミニブタを連れた町で有名なメアリさんが至る所に遺した本。それと共にメアリさんとの思い出を巡る話。本を見つける人は話ごとに違って、語り手が変わる短編集のような感じだった。 メアリさんの本はタイトルの通り小公女だとか、不思議の国のアリスだとか児童書でその中に本に出てくるレシピが入っている。子供の頃に読んだ本に出てくる食べ物はそれはそれは魅力的に見えていたなと懐かしく思った。主人公たちはそのレシピを作ってみたりするのだけど、あの時、思い描いていたものを実際に作ってみるのも大人の楽しみ方な感じがして良いなと思った。 本のラインナップが名前は知っていても読んだことがないものが、あったのでこの機に読んでみたいと思った。







