人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学

59件の記録
- 北村有(きたむらゆう)@yuu_uu_2025年9月18日読み終わった人は、自分の行為は過大評価し、他人の行為は過小評価するという話、とってもタイムリーすぎて……。「これだけやってあげたのに」って思い出したら、関係性はすぐおかしくなるよね。
- 休み@chabashira2025年9月17日読み終わった自分は記憶力も弱くて論理的思考も苦手だが、そもそも人間の記憶は脆弱だということや、人間は論理的な思考が苦手なのだと本書で知り、「なんだ、私は人間のデフォルトだった」と思うに至った。 「人は自分のスキーマのフィルターを通してしか相手の言うことを聞いていないし、聞きたいことしか聞かないといったコミュニケーションを繰り返している」とのこと。人間、基本は自分本意なんだな、相手の顔色をうかがうとそりゃ生きづらい訳だよね。 アブダクション推論や記号接地が難しかった。
- えのもと@_n_em_2025年9月15日読み終わった大学で認知科学のゼミに入り、不真面目に(というか不誠実にというか)なんとかやりながら、自分の興味は認知心理学なのだなとおぼろげにつかんで早幾年。自分が何となくおもしろいなーと感じる多くのことがこの本にまとまっていた。「スキーマ」と「アブダクション」をやはり自分はもう少し踏みこんで知りたいなということ、脳ですべて解決したいがちな私だけれども、やはり身体は切り離せないんだなあということをぼんやり考えた。うまくまとまらない。この先、この本を何度でも読むんだろうなと思う。
- おん@moka2025年9月7日読み始めた図書館本新書図書館で借りて読んでいるのが申し訳ないくらいおもしろい。 ぼんやりと「自分フィルター」抜きで世界を見ることなんて絶対無理だよなぁ、と思っていたし、自分フィルターを限りなく荒い網目にするためには、いろんなことを知るしかないな、と思って生きてきた。 この本は、その「自分フィルター」なる私の中の曖昧なものを、きちんとひとつずつ解体してくれて、事例とともに証明、言語化してくれている。そもそも知るってなんだ?というところまで踏み込む。 まだ読んでいる途中だけど、メモが止まらない。「そもそも」の無限ループに陥っている(笑) 私はもう50歳手前まで来てしまっているので、認知の老化に抗うためにも、しっかり読みたい。
- +oRu@tn022025年8月19日読み終わった「人がどのように思考するのか」教えてくれる本(ただし、安易に人間をわかった気にならないこと。) 自分の見ている世界≠隣の人が見ている世界(ドレスの色の例、ゴリラの動画の例) 人の記憶は脆弱 人は論理的思考、確率に基づく思考が苦手 思考バイアス(偏り)が無ければ情報の海に溺れる。(バイアス≠悪) スキーマとは、経験を自分で一般化・抽象化して作った暗黙の知識・枠組み・フィルター 会話が成り立つのもスキーマが無意識に行間を埋めてくれるから。 アブダクション推論とは、スキーマに頼った推論で、「正解が一義的に決まらない、論理の跳躍を伴う推論」、ある種の非論理的な推論↔︎演繹推論 アブダクション推論の本領は、「知識を創り出す」ことにある。〈点〉を〈面〉に広げ、分野の離れた知識を結びつけ、時間を遡って目に見えないメカニズムを考える。 システム1 神聖な価値観(スキーマの一種)を通じて相手の言うことを勝手に解釈している。 「好き・嫌い(感情)」で判断し、「論理的な理由を後付け」する。 システム2でシステム1(直感)を鍛える。 記号接地とは、自分で経験し、そこから自分で経験を抽象化したり拡張したりして「知識を創る」こと AIは記号接地していない。「意味を理解していないある記号」を「意味を理解していない別の記号」で置き換える。(身体感覚や経験と結びついていない言葉を定義だけで操る。) 人はマルチモーダル(異なる種類の感覚データ)を得て、脳で別々に処理し、統合された形で身体化する。 「人生万事塞翁が馬」 記号接地された〈点〉を打って行こうと思わされた。
- m4@m42025年8月13日読み終わった悩み、時間をかけて書いた短い論述を「念の為」某AIにブラッシュアップして貰ったら、文学的な表現は姿を消し(不要なことはわかっていた)飛躍が過ぎる箇所も表現を変えられていた。 いや、それは飛躍ではなくてアブダクションなのだよ、と生身としては言うしかなかった。 一晩寝かせて、論述は書き換えることになるだろう。
- 精神科医ぴー@PARTY_chan2025年8月3日読み終わった最終講義のあたたかさがたっぷり詰まった最後の章に泣いてしまいました。 「楽しんで、悩んで、いい人生を送ってほしい」 わたしも患者さんたちに願っているのはこれだけです。このための主治医でありたい。 まさかこの本で自分の仕事の初心を思い出せるとは。読んでよかったです
- 精神科医ぴー@PARTY_chan2025年8月1日読み始めた「これを読んで人間を全てわかった気にならないでね」という前書きに、28年もの間、大学生と接してきた重みを感じる。大学生という可愛くて軽はずみな存在よ。
- kei@keibookreading2025年7月14日読み終わった7月14日読了。 認知心理学、あまり知らない分野でしたが楽しんで読めました。普段は考えてこなかった思考を追えているような気になるのは、大学の講義とメッセージによるものでしょうか。
- よしかわ@yoshikawa2025年6月28日読み終わった今井むつみ先生の人の良さが滲み出てる…いい本でした。 言語の本質や学力喪失、「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 辺りの最近書かれた本の話が沢山出てきて、それぞれの本の内容が1つにカチッとハマっていく感じがした。 今井むつみ先生の本を読んだことがない人はまず、この本から読んでみるのがオススメかも。
- よしかわ@yoshikawa2025年6月23日読み始めたP64まで読んだ。 これは本当に今井むつみ先生の今までの本をまとめあげた1冊かもしれない。 今まで読んできた先生の本の知識がどんどん当てはまっていく感覚がする。楽しい。