共有地をつくる
10件の記録
久留@hisadome1172026年7月19日読み終わったこれもめっちゃ良かった〜 冒頭の、「どこまでも純潔を求めるところから差別が生まれる。あらゆる差別は、程度の問題を、選択の問題だと読み替えるところから生まれてくる。」がいきなり良い。 資本主義は個人の権利を保証するための経済的自立と裏合わせに、私有化を推し進めてきた。この本は私有ではなく共有を増やそうというところに焦点がある。もちろん、相互扶助的な共同体からの解放を求めて自由主義(信教の自由を達成するために言論などの諸自由が達成→すべてを自己責任と自己決定に収斂させる新自由主義)が走ったことを思えば、完全に戻ることはできない。程度の問題だ。 対立ではなく双方を許すものとして、網野がといたような縁やアジールが必要となる。 なお、貨幣は社会的技術であるとしてマーティンをひく論述もよかった。マネーは信用と清算のシステムだ。価値単位、会計システム、譲渡制を生むメカニズム。マルクスは等価交換のなかで不平等が生まれるなら搾取があるはずと断定したが、ポトラックの習俗にあるように、負債関係を生むために交換が行われる。負債関係を塩漬けにできるものが信用だ。貨幣交換は信用取引を清算することに他ならない。そして株式会社はあらゆるコストを外部化する装置であり、コストを外部化しない緩衝地をつくるというのが着地なのもよい








