海峡の光

7件の記録
- 星埜まひろ@hoshi_mahi2025年6月24日読み終わった難しいのに美しい。語り手である斉藤の目まぐるしく揺れ動く心模様はまるで函館の海のようだ。いじめられっ子の刑務官といじめっ子の受刑者という設定は面白かったし、得体の知れない他人が、ずっと得体の知れないままというのが、小説なのに現実って感じがした。
- YS@read_book2025年6月18日読み終わった幼い頃のトラウマは、なかなか消えず、影響を受けてしまうのは避けられない。主人公も全くの善人というわけではなく、それがまたリアリティがある。風が吹き抜けていったような読了感。