ブラフマンの埋葬

15件の記録
- wakaba@wakaba_book2025年5月24日読み終わった小川洋子作品に出てくるコミュニティ(施設)は愛おしい場であると感じることが多い。 本作の「創作者の家」も、各々の繋がりは薄いものの創作者として尊重される場となっている。 ブラフマンが健気でかわいい。
- D608@jme_tuerai2025年4月26日読み終わったこれだけ静謐でやさしい世界にふらりと寄ったのは久しいようなきがする。碑文彫刻師が中でもいちばんすきかも知れない。〈創作者の家〉というコミュニティはとても好ましいものでわたしもこの世界でそういった場に関わることができたらうれしいのだけど、それでもその管理人を務める「僕」が代わる代わるやってきては去ってゆく表現者たちを間近にみて抱く一抹の哀しさのようなものには親近感をおぼえる。
- ばやし@kwhrbys_sk2025年4月18日かつて読んだ感想愛おしさと憂いを帯びた一冊。 小川さんの物語には、永遠に続いてほしいと願う幸せや優しい世界が、何の前触れもなく唐突に途絶えてしまう儚さが存在している。 それは現実でも同様で、だからこそ、そんな世界を愛してやまないし、いつまでも続いてほしいと物語に願うんだろう。