ブラフマンの埋葬
87件の記録
- マナティ@manat2026年8月14日読み終わったこれは悲しいエンディングを迎えそうだぞ、と思うとページをめくる手が止まってしまったけど、なんとか再開。 世界から隔離されたような不思議で美しい場所。異性を想う肉の愛と、小さい生き物への無償の愛。 平和そうなお話の中にも、ずっと僅かに死の匂いが漂っているように感じた。 読んでいて、なんとなく池澤夏樹のヤー・チャイカを思い出した。
ブックスエコーロケーション@books-echolocation2026年7月17日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、7月17日(金)open。11‐19時。 小川洋子『ブラフマンの埋葬』講談社文庫 サンスクリット語で「謎」を意味する名前を与えられた、愛すべき生き物と触れ合い、見守りつづけたひと夏の物語。読めば読むほどいとおしくなる。


いるかれもん@reads-dolphin2026年7月15日読み終わった文庫本で180ページ程度なのでポケットに入れて持ち運べそうなサイズ感。行間は広く、本を開いただけで、静かな世界感が伝わってきた。ブラフマンと名付けられた動物との日々を綴った物語。ブラフマンとはサンスクリット語で「謎」を意味し、その名の通りブラフマンは一体何者なのか明かされないまま物語が進む。その謎の包み方みたいなところがこの小説の世界観そのものになっているように思う。舞台となる村は石棺職人や碑文彫刻家たちが開拓した村で、木箱と共に川に流された故人の遺体を遺族に代わり埋葬していた。遺体を収める石棺のイメージとブラフマンの謎が重なっているように思えた。また、ブラフマンの描写が、淡々とした丁寧で客観的なものでありつつ、対象を見つめる暖かな眼差しを意識されるような小川洋子らしいものであった。小川洋子作品を読むのは1年ぶりくらいな気がするけれど、改めて自分の好きな作家だなと思った。





こっこ@aikoncha_spon2026年7月10日読み終わった図書館本ブラフマンと名付けた犬みたいで水掻きのある、自分の身体以上の長さの尻尾をもつ泳ぎの得意な不思議な生き物とのひと夏の思い出。カワウソみたいな生き物を想像しながら読んでみた。主人公の少年とブラフマンの仲睦まじい様子と、石棺がたくさんある場所のような「死」をほのめかせてくるのがさすがだなあと思った。 タイトル回収しないでくれ⋯と思ってたのに女の子にうつつを抜かしてたから⋯女の子の存在がノイズになってたけど恋愛は正常な判断できなくなるなと。
まーぷる@marple2026年4月28日読み終わった犬のようなのに水掻きを持つブラフマン。最近観た映画の影響で犬とビーバーの中間のようなイメージで読み進めた。 主人公とブラフマンのささやかでかけがえのない時間。そこに垣間見えるブラフマンを受け入れない人たち。どちらも描くところが小川洋子さんらしくてやっぱり好き。森から吹く風が泉のきらめきが目に浮かぶようだった。 本編と無関係だけれど、古本で買ったので文庫本定価が400円となっていて驚いた。もう二度とこの値段で文庫を買える世界は戻ってこないだろうな。



ま@mamama08042026年4月18日読み終わったブラフマンが最後まで何の動物かはわからなかったけど、本当に可愛かった… 丁寧に描いたブラフマンの息づかいとあっけない終わりが命の尊さを少しだけ教えてくれた気がします


まっつ@mattus_1232026年4月10日読み終わった読みかけだったのを本日読了。 「どうか、この愛おしい生き物がタイトルに回収されませんように」と願ってしまうほど、主人公と一緒に、私もブラフマンというままならない存在を愛した。 この本を読み切ろうと思ったのも、そういえばブラフマンどうしてるかな?と思い出したのがきっかけ。架空の生き物なのに、私の心にちゃんと生きてるのがすごい。 やっぱり小川洋子ワールド大好きだ〜




盛り@fzke03152026年3月23日読み終わった田舎の風景が美しく、不思議生物ブラフマンとのひと時が目に浮かぶような臨場感と瑞々しさがある。 僕と彫刻師との会話が好きで、僕がオリーブを喉に詰めらせた場面が特に好き。 風景も綺麗で木の幹の穴を唇と表現するところが綺麗だと思った。 雑貨屋の娘がこの作品の不安定材料になっていると思っていて、雑貨屋の娘を優先したからブラフマンが死んだのではないか。ブラフマンとはそれだけ立場上繊細な存在だったのでは。ブラフマンは主人公にとって明らかに大切な存在で、それを仄かな恋情によって失った。気持ちの気まぐれが起こした最悪の事態であり、両方いっぺんも手に入れることはできない暗喩?(そもそも娘には想う相手がいるから手に入れることはできないので両方失ったともいえる) 最後にレース編みの老婆が悼んでくれていて良かった。





- ミルカ@miruka2026年1月28日読み終わった謎の生き物、ブラフマン。私は序盤はダックスフント、途中からはアリクイとかバクのようなシルエットの生き物として想像しながら読んだ。首が長いのかな?と思って、水鳥のような形を想像したりもした。 主人公の「娘」への思いがちょっとストーカー気質で不気味な感じ。大切なブラフマンを埋葬した主人公の娘への気持ちは、どうなっただろうか。


m@kyri2026年1月13日読み終わった@ カフェブクログでは「読み終わった」で登録されてたけど全く覚えてなくて全部読んでもやっぱり覚えていなかったのでなにかの間違いだったんだと思う ぱっと手を離されるような終わり方、主人公の人の感情は喜びも悲しみもさみしさもどこか遠い 人間たちの感情がどの人も希薄ななかで、ブラフマンだけが元気に生きる力を漲らせて精一杯生きていた ブラフマン、絵に描いてみるとどんなかんじの生き物なんだろうか




M市のR氏@aoi-honmimi2026年1月8日読み終わったかつて読んだ水かきのある短い手足、胴の1.2倍ある尻尾、ボタンのような鼻。 地上ではやんちゃだが水の中では音もなく泳ぎ、時折、思慮深い目をする。ブラフマンはまさに謎そのものだ。 芸術家に仕事場を提供する〈創作家の家〉を管理する僕と森からやって来たブラフマンとの短い日々。 初見に読んだ時は気付かなかったけど、僕が好意を寄せる雑貨屋の娘との関係は早い段階から相容れないものだなと感じた。そもそも彼女には列車に乗って彼女に会いに来る恋人がいる訳だし、彼女からしたら僕の存在は店のお得意様でその上、車の運転を教えてくれる良くて友人止まりな関係に過ぎないのだろう。その彼女の踏み越えられたくない領域を僕は踏んでしまったことで悲劇は起きたという解説にはなるほどと思った。 じゃあ、彼の命は犠牲になるためだけに存在したのだろうか。 そうだとしたらあまりにも虚しすぎる。
- こちおと@kochioto2025年10月11日買った読み終わった犬でも猫でもない謎の生き物である「ブラフマン」がとても愛おしい。 人物や場所の名前が「ブラフマン」以外に出てこないのも特徴で、その為か、現実感に乏しく幻想的な雰囲気がある。 好きだけど悲しい。

いいこ@115_iiko2025年5月28日読み終わった静かに厳かに流れていく文章には過剰な感情が乗せられていなく、それが物語との絶妙なバランスを保っていた。愛おしくて残酷で、それでもそれが、生きていくものや死んでいくものなんだよなーと思った。
momiji@momiji_book2025年5月24日読み終わった小川洋子作品に出てくるコミュニティ(施設)は愛おしい場であると感じることが多い。 本作の「創作者の家」も、各々の繋がりは薄いものの創作者として尊重される場となっている。 ブラフマンが健気でかわいい。
D608@jme_tuerai2025年4月26日読み終わったこれだけ静謐でやさしい世界にふらりと寄ったのは久しいようなきがする。碑文彫刻師が中でもいちばんすきかも知れない。〈創作者の家〉というコミュニティはとても好ましいものでわたしもこの世界でそういった場に関わることができたらうれしいのだけど、それでもその管理人を務める「僕」が代わる代わるやってきては去ってゆく表現者たちを間近にみて抱く一抹の哀しさのようなものには親近感をおぼえる。
ばやし@kwhrbys_sk2025年4月18日かつて読んだ感想愛おしさと憂いを帯びた一冊。 小川さんの物語には、永遠に続いてほしいと願う幸せや優しい世界が、何の前触れもなく唐突に途絶えてしまう儚さが存在している。 それは現実でも同様で、だからこそ、そんな世界を愛してやまないし、いつまでも続いてほしいと物語に願うんだろう。

みどりこ@midorikko_032017年1月25日読み終わった何度も言ってもういい加減にしろよって感じなんですけど、やっぱり単純に合わないわ…。徹底的に合わない…。ところで、ずっとブラフマンはアシマリちゃんで想像して読んでた。文章上手くてとっても好きなんだけど、オチが合わないのか……。世界観も美しくていつも大好きなんたけど。ブラフマンはずっとかわいかったです。





































































