猫町

8件の記録
  • ランタナ
    ランタナ
    @lantana26
    2026年7月22日
  • どび
    どび
    @Whodobe
    2026年7月21日
    見ている景色や、考えていることが全く美しく、渾然一体に予定調和的になっていて、その中に入ひたくてウズウズするような時がある。でもいざその景色に飛び込んで、喋っているうちに、崩壊して、またいつものぐちゃぐちゃで煩雑な世界と思考に戻る。猫町はその間の飛び込む瞬間にある。散歩をつづける。
  • シモン
    @leternite
    2026年6月17日
  • なにこれ面白い。 平行世界を垣間見る方法。
  • 浸る
    @rattatatatat
    2026年5月11日
  • 本読みたい
    @tpfish
    2025年6月20日
    『猫町』は、詩人・萩原朔太郎が描いた幻想的な小説。少し昔に書かれた作品だけあって、今の感覚では語彙も文体もなかなか難解。でも、それが逆に心地よく、今回、子どもに「読んで」と頼まれて音読してみたところ、読み進めるうちに不思議とクセになるような読書体験になりました。さすがは詩人の文体、といったところ。 ストーリーは練りに練られた展開があるわけではなく、どこか夢の中をさまようような、不安で美しい雰囲気が全体を包んでいます。小学生にはちょっと難しい内容かもしれませんが、ほぼすべてのページに不思議な雰囲気の挿絵が添えられているので、子どもも世界観に引き込まれていた様子でした。 幻想文学や詩的な文体が好きな人にはきっと刺さる作品。雰囲気に身をゆだねて読むのがおすすめです。大人が音読しながら楽しめる、静かで奇妙な“文学体験”が味わえる一冊です。
  • 潮満希
    潮満希
    @chosekido_m
    2025年6月11日
    詩人として有名な萩原朔太郎の小説作品。 冒頭には、哲学者であるショーペンハウアーの蠅の現象と“物そのもの”に対する言葉がエピグラフとして引用されており、この『猫町』という作品の理解を助けてくれる。 主人公である“私”——おそらくは、萩原朔太郎本人——は、もともと旅に浪漫を抱いていたが、それが「同一空間における同一事物の移動」であると思うようになって以来、旅をすることへの興味とロマンスを失くしてしまう。しかし、“私”にはその本心として旅をしたい欲求があるらしく、過去にはモルヒネなどを使用した幻覚世界の“旅行”にも勤しんでいた。ただ、それらが身体を蝕むものであったことから、“私”はそういった“旅行”を止めざるを得なくなり、運動のための散歩をするようになるのだが、その中で、方向感覚を失った際、世界の様相が反転する現象——“曰く、「磁石を反対に裏返した、宇宙の逆空間」”——に出逢い、“私”はこれに楽しみを見出すようになる。 この物語は、そうした“旅”の中で出逢ったとある“猫の町”についての話であり、幻想的な雰囲気を孕むと共に、一種の悍ましさを見るものへと意識させる。 長崎出版から出ている『猫町』には、金井田英津子さんの絵がふんだんに用いられており、個人的にはその絶妙な作風が萩原朔太郎の持つ幻想的な世界観をより増幅させている印象を受け、大変に慕わしい。 短なお話であり、青空文庫にも置かれているため、興味がある方には是非ともおすすめしたい。
  • 萩原朔太郎の生きた時代背景的に、「明治の文明開化を潜り、大正の教養主義を潜り、昭和のモダニズムを潜り抜けて、瀟洒な近代文明を打ち立てたかに見えた瞬間、その崩壊の予感に慄くことになる近代日本そのものの姿」ではないかという浜崎洋介の解説・考察を先に聞いて、それが面白かったので読んだ。 目の前にある和洋折衷の華美な町が、その実、地に足が着いていない虚構、一つの玻璃で構成されている、危険な毀れやすい建物でしかないと見えたとき、崩壊への予感は一気に高まり、町のあちこちから無数の猫が溢れ出して来る。我に返ると猫たちの姿は無い。華美な町も無い。 明治生まれの作家たち、しばしば時代の流れに個人が置き去りにされ、ある人は近代的理論武装に、ある人は近代的消費活動に勤しむがいずれも虚構に過ぎない、どうなっていくんだ、みたいな嘆きを書いているようにみえるな。大正はデモクラシー、昭和前期は超国家主義、昭和後期は高度経済成長とか色々共通で明確で不変(と感じる)な信仰があったようだけど、平成以降のぐにゃぐにゃ(自分探し、引きこもり、カルト宗教)を経て令和のAIに人間価値にトドメ刺されかけているわけで、夏目漱石(三四郎)の「自分はこの動揺を見ている。けれどもそれに加わることはできない。自分の世界と現実の世界は、一つ平面に並んでおりながら、どこも接触していない。そうして現実の世界は、かように動揺して、自分を置き去りにして行ってしまう。はなはだ不安である。」の節に現代人が惹かれるのは無理がない。令和は明治を繰り返しているのかもしれない。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved