寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか 渡辺一夫随筆集

寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか 渡辺一夫随筆集
寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか 渡辺一夫随筆集
渡辺一夫
三田産業
2019年11月18日
9件の記録
  • lily
    lily
    @lily_bookandcoffee
    2025年10月11日
    戦争を経験した文学者の随筆集。 人間は自分の作り出したものの傀儡になりやすい弱い生き物であることを自覚しつつ、それでも人間が好きで信じたいのだろうと思った。 „秩序を守ることを他人に要求する人々は、自らにとってありがたい秩序であればこそ、正に、その改善と進展とを志さねばならぬ筈である“ „この世のなかが、…人間らしい人間、誤りを正直に自覚し、迷いつつも進み、人生に苦しみ、この人生に愛想をつかしても、なおも、人生を惜しみ、これを愛し、人間は人間の作ったものの機械や奴隷になってはならない、と常に自戒できるような弱い人間たちで占められていたほうが、よいのだと固くじています“
  • lily
    lily
    @lily_bookandcoffee
    2025年10月11日
    „不寛容に報いるに不寛容を以てすることは、覚容の自殺“ „不寛容によって寛容を守ろうとする態度は、むしろ相手の不寛容を更にけわしくするだけである“ „僕は、人間の想像力と利害打算とを言ずる。人間が想像力を増し、更に高度な利害打算に長ずるようになれば、否応なしに、寛容のほうを選ぶようになるだろうとも思っている。“
  • lily
    lily
    @lily_bookandcoffee
    2025年10月11日
    „個人個人の生活の利害が、政治や経済に左右される現代において、人々の立場はかなり区々としている筈です。しかし、特定の政党の奴隷となり特定の経済組織の機械となって何の疑いも抱かないことは、正に「人間であること」を放棄することになる“ „我々の周囲には、「それが人間であることと何の関係があるのか?」と問いかけたくなるような現象が次から次へと生起して居ります。我々としては、「平和の苦しさ」に耐え、且つ、この「苦しさ」を守り続けて、「安易な」破局を回避するために、この問いを、忍耐強く、地味に繰り返さねばならないのでしょう … 虚無感や無力感の魔力に捕えられてはならないと思います。“
  • 熊ぐらたん
    熊ぐらたん
    @kumagura
    2025年9月27日
  • lily
    lily
    @lily_bookandcoffee
    2025年9月25日
  • lily
    lily
    @lily_bookandcoffee
    2025年9月22日
    今読んでる本で引用されてた 寛容が不寛容に報いるために不寛容を持ってなすことは「寛容の自殺」である
  • 🌜🫖
    🌜🫖
    @gn8tea
    1900年1月1日
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