政治哲学講義
12件の記録
kt@keitobit2025年11月25日読み終わった何をどう選んでも何らかの損失・後悔を免れないジレンマ状況において、何がマシな選択なのか、何を選択の根拠や指針とすべきか。まさに知りたかった内容だった。 章を重ねる毎に状況が複雑化していき、明確な答えが出ない問いもあるが、5章の功利主義と義務論の調停、7章の国内社会と国際社会での判断軸の差異、このあたりのトピックが特に興味深かった。
さおり@prn9909082025年6月23日読み終わった副題に「悪さ加減をどう選ぶか」とあり、そのタイトルの通り、テーマは大なり小なり常に「犠牲」が伴うものばかりだった.専門的な言葉も出てくるけどその度に注釈がつくのでそこまで躓かずに済んだ.あと議題がどれも興味をひかれるものばかりだったので、そこまで気にせずにすんだのかも.「トロリー問題」に出てくる5人か1人かというところで、どうして5人を救う選択をする人が多いのか、というところを深堀してくれている文章にわたしはこの本で初めて出会ったのでそこがうれしかったしなるほど、と思った.それを少しアレンジしたときに出てくる別の葛藤などにも触れられていて、そこも面白いなと感じたし「ジェリビー夫人の望遠鏡的博愛」や「ローン・サバイバーの葛藤」はかなり「今」と関連してくるところだと思ったし、ずっと考え続けていかなければいけないテーマだなと思った.そしてここでも参考文献にキャロル・ギリガンの著書があがっており「ケア」の大切さみたいなものを感じた.







