猫物語 (黒)
10件の記録
ペンアブ@ddd_kool9662026年5月15日読み終わった西尾維新なんで羽川翼と阿良々木暦は付き合えなかったのか。 そんな感想を言わざるをえない。 羽川が抱えていた問題は重く、いち高校生である阿良々木にはどうしようもない現実だ。それは間違いない。 羽川の身を蝕んだ本質は怪異ではなく、怪異と比べて遜色のない暗さを持つ家庭環境という問題である。 忍野が「きみにできることはない」と言うのも当然だ。 実際、阿良々木は障り猫に対して、人として完全に敗北していた。従僕である吸血鬼がいたから、たまたま大過がなかっただけである。 羽川が『家族』という名の怪異に呪われており、阿良々木もまたその呪いに立ち入ることは難しいため、二人が付き合うことはない。 家族になることはない。 というよりも、刊行順を考慮すれば「なかった」という過去形で表される。 なんというか、とにかく徹頭徹尾が酷な話だ。 オチが記憶の忘却というのも、まさにタイトルが示す通り、このエピソードの黒さを象徴している。 なんだかなあ。 もやもやする。良い話だったような気もするし、実際に良い部分は間違いなくあった。あったのだけど。 それでも、羽川が最後に言った「いいわけないでしょ」という辛苦の台詞は、確かな重さをともなって、今もまだ私の胸の内に残っている。 阿良々木が見せた自死の献身は、恋でも性欲でもないのなら、果たして何だったのだろうか。

ペンアブ@ddd_kool9662026年5月3日読んでる西尾維新物語シリーズの四作目。 大暮維人によるコミカライズ版を先に読んでいた為、事前に内容を把握できているのかいないのかが曖昧だったので、中々手が出せなかった一冊(恐らくダイジェスト的ではあるものの、割合がっつりと描かれてはいるのだろう。知っているシーンも知らないシーンも見受けられる) 前作の「偽物語」でも驚かされたが、ギャグパートで紙面を大胆に使う構成には変わらず度肝を抜かれる。 人を選ぶ作風であるとは思うが、私個人としては楽しめてしまう。そこが尚更に恐ろしい。 (コミカライズ版を先に読んでいるため、原作第一作目である化物語に関しては、下巻の途中までしか読めておらず、傷物語の原作も未読なのだが) あるいはこれまで読んできた物語シリーズの中で一番好きな巻になるかもしれない。そんな予感がする。
藍@ai_uesugi1172026年4月9日読み終わった正しすぎる委員長の物語。 羽川の人生が辛すぎます……。自分の今の状況が恵まれていることを、再度感じました。彼女には、幸せになってほしいな。あと、文字の圧が凄いページが好きです。









