南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)

南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)
南仏プロヴァンスの12か月 (河出文庫)
ピーター・メイル
池央耿
河出書房新社
1996年4月4日
3件の記録
  • byakko
    byakko
    @byakko
    2026年1月5日
    面白かった。とても。 何十年も前に流行ったこの本を当時イギリスびいきだったわたしはふぅんと横目に見ながら通り過ぎたわけだけれど。もっと早くに読んでおけばよかったと思うくらい、自分好みだった。 驚いた点が二つあって、一つは書いたのがイギリス人だったということ。フランスの話であると同じくらい自虐と皮肉の混じったイギリスの話でもあった。もう一つは、思っていたよりも中身も旨味も詰まった作品で、当時はこのくらいの話を普通にみんなが読んでいたんだよなという軽い再発見だった。文字量だけで言えば、昔と今とどちらがどれだけ多くこなしているのかわからないけれど、今この文章を苦に感じず読める人は昔ほどいないのではないだろうか。
  • 畳
    @hikari_t
    2026年1月5日
  • ねむきち
    ねむきち
    @ss0412
    2025年12月14日
    高階秀爾「美しさの発見」を国語の教科書で読んで以降、セザンヌなどの印象派の画家やサン・ヴィクトワール山、そして南仏・プロヴァンス地方への興味が目覚めたわけなのですが、 なんと魅力的なタイトルのこの本が、Kindleで330円!うしうし、ラッキーと思いながら読んでいます。 少し読んでみただけでも面白い。翻訳がいかしているのかな?ユーモアのある古めかしい言い回しが良い。あと、出てくる料理が美味しそう。さすがフランス。 コツコツ楽しく読んでいこう。 以下、冒頭の数ページでマーカー引いた部分。 ・「健啖を競うとなればいずれ劣らぬ猛者揃いと見受けられる家族連れの客もいた。毎日二時間ないし三時間は食べる歓びに専心するためでもあろうか、みなおしなべて丸々と肥え太ったその家族は、私語を慎んでテーブルに目を伏せ、店の主人が掌るフランス好みの儀式に神妙に付き合っていた。」 ・「鼻の頭の皮がむけ、後ろ髪を引かれる思いで帰途につく時、私たちは決まっていつかきっとこの土地に住もうと心に誓った。灰色の長い冬や、緑は濃くともじめじめと湿った夏の間、折りに触れてそのことを話し合い、中毒患者の渇望をもって村の市場や葡萄園の写真をうち眺め、寝室の窓から斜めに差し込む朝日を受けて目覚める暮しを夢見た。」
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