刺青・秘密

14件の記録
- torajiro@torajiro2025年4月26日読み終わった@ 自宅『秘密』は私が初めて読んだ谷崎作品だったなぁと思いつつ読み進めた。『刺青』と合わせて初期谷崎作品の魅力満載。『異端者の悲しみ』『母を恋ふる記』は少し雰囲気が違うなと感じたら少し時期が後の作品なんですね。異端者は自伝的作品とのことだが、谷崎にもやはりこういうズレて捻れた自意識の煮詰まった時期があり作品があるんだな。母を〜は女性や母への憧れもそうだけど、風景描写が綺麗で新鮮だった。
- 読書猫@YYG_32025年3月27日読み終わった(「刺青」抜粋) “やがて彼は左手の小指と無名指と拇指の間に挿んだ絵筆の穂を、娘の背にねかせ、その上から右手で針を刺して行った。若い刺青師の霊は墨汁の中に溶けて、皮膚に滲んだ。焼酎に交ぜて刺り込む琉球朱の一滴々々は、彼の命のしたゝりであった。彼は其処に我が魂の色を見た。”
- ゆーほ@everyday_holiday2025年3月7日かつて読んだ大学のレポート課題だったんだけど、レポート課題のこと忘れて谷崎潤一郎の文章に惚れた。 長編も読んだけど、短編が一番好きかもしれない。