ゾミア

ゾミア
ゾミア
ジェームズ・C・スコット
佐藤仁
みすず書房
2013年10月4日
5件の記録
  • 추봉선
    추봉선
    @pongseon
    2025年11月5日
  • 🌜🫖
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    @gn8tea
    2025年10月31日
    『現代思想 統治vsアナーキー』 「避難・船上生活・非統治」 太田出 p78 「第一に、ゾミアの「ゾ」とは奥地、「ミア」は人々をさす言葉で、「ゾミア」で高地民(山地民)を意味する。ゾミアは、具体的にはベトナムの中央高原からインドの北東部におよぶ、東南アジア大陸部のベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー五カ国と、中国の雲南・貴州・広西・四川の四省に跨がる巨大な「山塊(マシフ)」すなわち丘陵・山岳地帯をさしている。スコットは、そこには国家から距離を置き、自立性を保とうとする意図を有する者たちが、実際に国家に抗った無秩序状態の歴史があったとする。第二に、そうしたゾミアへの移住は戦争や反乱、奴隷売買などからの逃避であり、自由になろうと意図的に選択された「自己野蛮化」のプロセスであり、国家と距離を置き、焼畑農業・狩猟など山地生活(逃避型農業)に順応していった。第三に、建設と崩壊という周期が繰り返された結果、国家の周辺には難民のほか、国家の下で生きたことのない無国家民によって形成された独特な地帯がいくつも存在するようになり、それは国家の外側にはじき出された人びとから成る避難地帯=「破片地帯」とでも呼びうるものとなった。最後に、ゾミアの社会構造は、強力な権力者の登場を防ぐイデオロギーを持ち、平等主義と無政府状態によって国家の統治を著しく困難なものとした。つまり国家にとって生産性が低くコストがかかる魅力のないものへと自らを変質させていった。ゾミアにおける国家に対する反乱は、国家の侵食による自立性の喪失、それに伴う奴隷化など深刻な状況に対する抵抗として立ち現れ、宗教的カリスマに率いられた宗教色の濃いものであった。」
  • K
    @kyo_884
    2025年3月8日
  • vocalise
    @vocalise_007
    2025年3月8日
  • h
    h
    @n4gi
    2025年3月7日
    良い本
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