完本 春の城
12件の記録
Rica@rica_bibliotheca2026年1月11日読み終わった心に残る一節大切な本読了. 正確には小説『春の城』、804頁(あの乱の系譜に連なる人々)まで読了. (am 8) インタビューや対談、解説、編集後記など続くが、このような作品に出逢えたことに感謝. ↓↓↓ 全て読了(pm 5) __________ この世を存立させる存在の規定部はどこかと。(中略) 患者さんたちを見ていて、どん底の状態でいて、希望というものを持つことができる。肉体がある限界に達した時に魂はどうなるのか、魂はむしろより高いもの、より美しいものをめざして、なお生きようとするんだと。そこにおいて、人がつながりうる絆というのをしっかりやるんだということを、いまになれば、いろんな体験の中で、魂の位が定まっていうことがわかりましてね。私は魂の位において美しくなりたいと思っておりました。チッソの前に座ったときに、何もかも見たというのはそういう意味なんです。(〈インタビュー〉石牟礼道子、「春の城」を語る) __________ 空をゆく雲や鳥から見たような物語。物語をもたらすその目に乗っていくこと、それ自体が気持ちいい。島原の乱の精神的支柱とされた益田(天草)四郎も、自然の中で、そういったふつうの人々のひとりとして出て来る。野の草木のように。たおやかなイエスのような四郎。(解説 「驚くべき、ふつうの人たちの話」赤坂真理) __________

Rica@rica_bibliotheca2026年1月8日読んでる699頁まで読了. いよいよ、四郎ほかキリシタン3万人が原城に. __________ その声は幾色もの虹になって静かな波にしみ、天草の方へ寄せてゆくように思われた。大叫喚とうのではない。それはじつに静かな、聴く者浄化せずにはいない無我の祈りであり、土より生まれたすべての者たちの、天に願う声でもあった。 __________

Rica@rica_bibliotheca2026年1月5日読んでる651頁まで読了. _______________ 佐助を駆り立てていたのは、しかし兄弟の契りというだけではなかった。あの夜、庭で鳴いていた虫の声に、佐助は遠い先祖たちの声を聞いた。生き替り死に替りして受け継がれてきた人々の深いかなしみが、そのとき彼の身のうちに宿った。大助と自分を結びつけたのはあの夜の虫の声だと佐助は思う。 _______________
Rica@rica_bibliotheca2025年12月25日読んでる585頁まで読了. _______________ われら人間は、美しいものが好きじゃ。うるわしき魂に会いたきものと常に願っておる。 _______________

Rica@rica_bibliotheca2025年12月13日読んでる440頁まで読了. 江戸初期、キリシタン弾圧が厳しくなりつつあったこの時期にも読書会は開かれていた. ひそやかに. さらりと読み流してしまいそうな何気ない数行だけど(だけに?)感慨深い. _______________ 雨は半日止んだり、夜の間止んだりしながら、からりとは上がらなかった。こういう時が本の読み頃なので、倉には若者が集まった。往き来途中濡れるので、それぞれ着替えを用意してくる。 _______________
Rica@rica_bibliotheca2025年12月8日読んでる359頁まで読了. ゆっくりと. ____________ 数というものは、引いてみても、見えない数が続き申す。その先には常に、無というものを隠しておりまする。無限というものを母として万象は成り立つと思いますると、仮のよう生きる生命というものが哀れでござり申す….... ____________




