声の網
14件の記録
菜穂@mblaq_08252026年9月17日読み終わった本のある暮らし積読家50年以上前に書かれた星新一さんの「声の網」を読んで、いちばん驚いたのは、その古さをまったく感じなかったこと。 電話ですべてがつながり、人々の生活が便利になっていく一方で、少しずつ人間の思考や意思までもが奪われていく。 「人間は、うまれつきの脳だけではたりなくなってしまったのだ。いや、たりなくなったのは、脳の能力を使いこなそうという意欲のほうなのかもしれない。」 この言葉に、私はギクリとしました。 検索すれば答えが出て、AIに尋ねればすぐに返事がくる。便利さに慣れるほど、「自分で考える」ことを手放してはいないだろうか。 ユートピアにもディストピアにも見える世界の中に、現代の私たちへの問いが静かに潜んでいる。 久しぶりの星新一ワールド、面白さと同時に、少しゾクリとする読書でした。












