蝶として死す

蝶として死す
蝶として死す
羽生飛鳥
東京創元社
2024年3月29日
7件の記録
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2026年8月20日
    清盛の弟である平頼盛を探偵役に据えた連作形式の歴史ミステリー。 読点と傍点が過剰かつまどろっこしい文体で読みづらく、なかなか一編目が読み通せなかったんだけど、清盛の真意に気付いてからのどんでん返しから急に引きつけられた。 まだ清盛の兄上が存命中の一編目から平家滅亡後の五編目と、取り上げられた時代のタイムスパンが意外と長い。盛者必衰の歴史の節目ごとに細やかな謎解きが仕込まれ、清盛だけではなく木曽義仲、源頼朝、北条時政と、大物との駆け引きもあって、頼盛の立場から激動の時代を垣間見れて面白かった。 平家きっての知性派として登場する頼盛だけど、対話相手との腹の探り合いでその魂胆が赤裸々に描写されるせいか、わりと姑息な人物という印象。 何度も解官され、一族が壇ノ浦に散り、鎌倉殿の天下となっても、屋敷を再建して生き永らえるところを見ると、世渡り上手だったのかもしれない。 続編の方は文庫化されないのかな。先に文庫化された定家の歌人探偵のシリーズも気になる。
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2026年8月6日
  • osio
    osio
    @ssio___6
    2026年7月3日
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2026年7月2日
  • りら
    りら
    @AnneLilas
    2026年6月22日
  • うゆ
    うゆ
    @otameshi_830
    2026年2月8日
    平清盛の異母弟平頼盛の謎解きは生きるため、守るための知恵を絞った闘いだった。平家物語、あるいは歴史の裏で、あったかもしれない物語。清盛の凄みが印象深い。勝者はどちらだったのか。勝ったとしてもいずれは人は皆時とともに流れ去る。名を残さずとも為し遂げようと決めたことを見事に為し遂げた、そんな生き方をした人はきっと誰知らずとも存在するのだろうな。 けど、目的は世を良くするためとか大望とかでなくとにかく一族を、家族を守ること、というのがなんとなく今の日本らしい作品だなと思いました。自分と周りの大切な人、大切な時間、大切なもの、ささやかなひととき…小さな世界に閉じ籠もっていこうとする志向…繭を作って自分を護ろうとするみたいに。あ、これは頼盛の物語とは少し離れたハナシ。『歌人探偵定家』の前日譚といえる作品。最後に保盛も出てきました!
  • もっく
    @yatoofusa
    2025年8月9日
    楽しかったです。 文章の密度が高くて読み応えがありました。 平安ミステリーだから前提知識に不安がありましたが、とても公平でした。 きっちり一生を終えたのも綺麗でした。 続編あるみたいだから楽しみ😊
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