深く暗い森のなかにあらわれては消える湖があった それはわたしの湖だった

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- タレ@miki_nike2025年8月14日読み終わった@ spiqだいすきな友だちの初短編集。 まずはとにかく美文。かほちゃんの小説にはよく川や湖が出てくるのだけれど、まさに清冽な水に身を浸すような文体。心がしんとしずかになる。 幻想的な世界観に、どうやって思いつくんだろうという設定、日常と非日常をわたす不穏さ。村上春樹や川上弘美の奇譚が好きな方にぜひ読んでみてほしい。わたしは、表題作と『卵』が好きです。