一気に読み進めてしまった。少しずつ人が変わり始めている仕草や話すことがものすごく沁みてくる。前作よりこちらの方が好みのお話だった。

以前、この本までは読んだ記憶があるけれど内容はいまいち覚えていないので改めて。

タンダ1人で頑張ってる、あとチャグムが成長してて悲しいやら嬉しいやら

守り人シリーズの3作目。 2作目の読了から間が開いちゃっていたから、覚えているか心配だった。 けれど読み始めると、すぐに物語の世界へ入っていく。 不思議な世界を行ったり来たり。 ファンタジーってこういうものだよな。と思わせてくれる一冊。

何度読んでもこの巻は、ひやひやしすぎて一度中断してしまう。 けれどやっぱり読んだ後は、よかったなぁとやっぱり思う。次巻も楽しみだ！！

個人的に、このシリーズは巻ごとにテーマがあるように感じています。今回のテーマは「命の儚さ」といったところでしょうか。 今作は、様々な人物が「夢」に囚われて死ぬか「夢」から覚めて生きるか、という選択を迫られます。 眠って夢を見ていれば、現実からは目を背けていられます。 しかし、夢に囚われた人々は後者を選びます。これは、上橋さんなりの「現実から目を背けるな。何があっても生き抜け」というメッセージなのではないでしょうか。