新月譚 (文春文庫)

新月譚 (文春文庫)
新月譚 (文春文庫)
貫井徳郎
文藝春秋
2015年6月10日
9件の記録
  • 舳野
    @henomohe
    2026年9月20日
    ミステリーではなく、ロマンスだった。 もしくは作品論。 恋に苦しんで、結果的にそれが彼女の小説を傑作にする。和泉式部かよ。 彼女を一途に慕う年下の青年や作家活動について教えを請うことができるすばらしいベストセラー作家に心を動かされそうにはなるが、どうしようもない男への気持ちを優先する。 その見返りが数々の裏切りだ。どう見ても都合のいい女そのものにされている。彼女の愚かさに辟易したもののさすがに最後に裏切りの象徴ともいえるものを救うために金を無心してくる男とその後ろの慰謝料代わりと言わんばかりの脅迫の意図さえ感じさせる女の意図を感じさせるあのひとことにはびびった。 一生を彼にめちゃくちゃにされたものの、そのおかげで彼女は伝説の作家としての生涯をつかんだ。 メフィストフェレスだったのかな。彼は。
  • 舳野
    @henomohe
    2026年9月19日
    貫井徳郎は根性決めて読まないといけない。これでもかというほど人間の浅はかさを抉ってくるので。 語り手が伝説の小説家から断筆の理由として渡された私小説がメインの物語だ。 この形式は読者にとって作中の衝撃に語り手の読む記録といういわば作中で起きる出来事の残酷さや不愉快さからの防御壁が2枚あるような感じの安心さがある。 それを逆手にとられたのが貫井徳郎の某作品だったのでこれはますます気を引き締めて読まねばならない。 顔にコンプレックスを持つ主人公が自分を認めてくれる上司の男とつきあい、手酷い裏切りを受け整形手術と小説を書くことで新しい自分へと生まれ変わる。もう既にきつい。 主人公の美と醜に纏わる周囲の悪意や侮りは生々しく、特に美しくなった後の男性から受ける嫌がらせは周囲の美人に起こっていることと比べてもリアリティがあった。 何より木之内にはまる主人公の気持ちが理解できるのが辛い。 「中身」を好きになってくれたと思わせられたら、醜形コンプレックスがあろうとらなかろうと抜け出せないよなと思う。 少女マンガの定番だけど定番というのはそれだけ少女の心理をついてるってことだもの。 いい加減なのに一番欲しい言葉をくれる、それも屈託ない笑顔や真剣な顔つきで。 そりゃーはまるでしょう。 今70%まで読んだけどおそらくくるどんでん返しが恐ろしくて震える。
  • 舳野
    @henomohe
    2026年9月5日
  • ひ
    ひ
    @hidmer
    2026年6月3日
    眉間に皺が寄るほど心の裡が仔細に描かれていて、でも冗長だなと思う部分がひとつもないどころかいつしか感情も心拍数も連動してるみたいになってた この方の作品を読んでいてよく感じるただ一点への収斂みたいなものがある意味これにもあったかも あぁ…
  • kinoko
    kinoko
    @kinoko-font
    2026年6月2日
  • 1119martin13
    @1119martin13
    2025年12月16日
    最後まで読んでしまったのが悔しい。
  • jyori2
    @sun104068
    2025年9月1日
  • なまはむ
    なまはむ
    @namnam_0
    2025年2月10日
  • 潮野
    @shiono24
    1900年1月1日
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