友がみな我よりえらく見える日は
5件の記録
よみみ@yomir2025年10月14日読み終わったまた読みたい学び!感想ホームレス、離婚、うつ病、失明、登校拒否などなど…人はさまざまな困難に見舞われるけどみんなどう生きているかをノンフィクションで見せてくれる本。 タイトルいいね〜と思い借りたけどすごくよかったので手元に置いておきたい!!! ノンフィクションなので作中に登場するみなさんがお話を聞かせてくれた形になると思うんだけど、困難の中であっても腐らず前を向く姿勢はどの方も尊敬できるし、とても大切だと思った。 特にうつ病の上田さんの話はちょっと泣きそうになったし、学びがでかい!!! 30年前の作品、作中のみなさんは本作が書かれてからどうしたかな〜。みんな少しでも幸せに過ごせていたらいいなぁと心から思う。 以下お気に入りの言葉! 198 自分の意思や努力ではどうにもならないことってある。人はそれに上手に耐えなければならない。 209 ぼくが看護から挫折したこと、これを切り捨てるのではなく、ぼくの大切な経験として、ぼくの底流としてこだわりつづけたい。この経験がなかったらぼくはぼくではなくなるからだ。 全体的に本当に素晴らしいのでぜひみんなにも読んで欲しい!短編集なので読みやすいです!

- まお@mao00oo2025年8月18日読み終わった事故で盲目になった人、ホームレス、離婚して独りで暮らす男性など、側から見ると不幸な境遇に置かれた人々の暮らしが淡々と丁寧に綴られている。自分より不幸な人を見て安心する、ということではない。生活の細部にその人の生き様が現れるのだと感じた。『PERFECT DAYS』を観たときの感情に近い。とても静かで染み入る本だった。


