目くらましの道<上>

目くらましの道<上>
目くらましの道<上>
ヘニング・マンケル
柳沢由実子
東京創元社
2007年2月1日
2件の記録
  • みみん
    みみん
    @mmiimiin
    2025年8月17日
    ヘニングマンケルのミステリーシリーズ。とにかく主人公のウジウジにイライラしながら読んでいたんだけど、この目くらましの道からガラッとミステリーものとしてレベルが上がったのを感じた。(タンゴステップを契機に変わったんじゃないかと推測してるんだけど) 頭皮を剥ぎ取る連続殺人。犯人は上巻で分かるようになっているから、どうやってそこに辿り着くのか。また菜の花畑で焼身自殺した少女がどう繋がっていくのかがポイントかな?と思いながら読んだ。シリーズの中で1番面白い。犯人を追う過程がわかりやすい。犯行の動機には同情を禁じえない。どうしてクズみたいな大人、男がいなくならないのだろう。最後のペドロとヴァランダーのやりとりは泣けてしまう。返すことがルールに反していてもそれは必要なことで良いことだと思う。一片の救い。
  • 遷子
    遷子
    @msenko1367
    1900年1月1日
    ヘニング・マンケルをまた最初から読み直している。ヴァランダーというおっさんを見ていると、私はつい笑ってしまう。まずオペラ大好きな熊なのである。その巨大熊が、悩んだり(熊の苦悩)、激怒したり(熊の激怒)、反省したり(熊の反省)、しかし彼は真摯である。本当に真摯なのだ。 「ピラミッド」読了。北欧ミステリーで自分にしっくりくるのはマンケルだけなのだが、なぜかという説明は難しい。ヴァランダーというおっさんもめんどくさい奴で、どこがいいのかと聞かれてもこれまた説明が難しい。しかし好きである。面白い。 「ピラミッド」収録「ナイフの一突き」。22歳のヴァランダーはやはりめんどくさい男であった(笑)。が、その父共々なんか面白いのだ。『運ぶの手伝おうか?』『いいや、警察の世話になどならん。それはそうと、近いうちにポーカーをしに来い』…なんや、この会話(^_^;) 久々にマンケルを読んで、その筆力を思う。訳文がまたとてもいいのだろうけど。分厚い1冊だが、じっくり楽しめそうで嬉しい。そしてもう新刊が出ることはないのが寂しい。
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