反穀物の人類史

反穀物の人類史
反穀物の人類史
ジェームズ・C・スコット
立木勝
みすず書房
2019年12月21日
5件の記録
  • 🌜🫖
    🌜🫖
    @gn8tea
    2025年10月31日
    『現代思想 統治vsアナーキー』 「政治学とアナキズム」 羅芝賢 p37 「農業は多様な生業テクニックのなかの一つにすぎず、人々は狩猟採集や漁労などさまざまな活動を駆使して自然界に適応していた。それぞれの内容ごとに、協力すべき集団や役割の分担が異なっていたため、そこでは人間関係が固定化されることなく流動的な性格を持っていた。そのような人々に定住農耕を強制し、一定の役割を割り当て、身分的な上下関係を生み出したのが、国家である。スコットによれば、国家の出現は、文明の発達というよりかは、むしろ人類の「家畜化」を意味するものだった。」 「スコットは、近年の考古学の研究成果を踏まえて、国家の発生にともなう従来の多様な生活手段の放棄や穀物の主食化が、人々の栄養状態を悪化させただけでなく、新たな生活の負担を生み出したと論じる。例えば、人口密集を原因とする伝染病の流行、穀物を耕すための重労働、税の徴収などが、国家の支配を受ける人々に重い負担としてのしかかっていた。」
  • Jun Nagata
    Jun Nagata
    @nagata_jun
    2025年9月25日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年9月25日
  • h
    h
    @n4gi
    2025年3月7日
    人類が穀物を使い始めたあとに進歩した? 通説を覆す。国家とは税収入を生むだけの装置。それ以前に社会紐帯は存在した。
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