アンビエント・ドライヴァー

4件の記録
- とうふち@tofuchikuwan2025年8月20日読み終わったまたいつかp.15 おそらく僕は神経が参っていて、エネルギーがスカスカの状態だったのだろう。そんなとき人間は敏感になり、エネルギーのあるものに惹かれる。そして僕は大自然と出会った。離れ小島の砂浜で裸足になったとき、いい風が指の間を吹き抜けていった―その心地よさには、いい話を聞いた感動よりも強い実感がある。指に触れる砂の感触や皮膚を撫でる風。そんな何でもない肉体感覚をとおして、幸せは訪れる。 細野晴臣著 (2016) 『アンビエント・ドライヴァー』(ちくま文庫, [ほ24-1])筑摩書房.