ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)

ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)
ムーミン谷の彗星 (ムーミン童話全集 1)
トーベ・ヤンソン
講談社
1990年6月22日
3件の記録
  • かし
    かし
    @return1030
    2025年9月1日
    アニメでたまーに見かけたけど雰囲気が怖くてほぼ見なかったムーミン。今年こそ原作読もうと正月に誓ってはや4回目、ようやく手にとって読んだ‼️ まって〜ちょ〜〜面白いんだが〜??! ムーミントロールは優しく、ほどよく怖がったり勇気を持っていたり、ちょっとおっとりしているすてきな主人公である。 友達のスニフは、めちゃくちゃ怖がりで、欲深く、宝石が好きで、損得を考えて行動したり、もったいぶったりするなど調子に乗りやすい。おまけに体が小さいことをよく言い訳にしている非常に器が小さい奴。だが!そこが可愛い。端的にいっておバカ枠である。 ムーミントロールとスニフは友達ながら何故か一緒に住んでいて(これは前作を読めばわかるのかな?)、兄弟のような気のおけない良き友達。 二人はちょっとした冒険に出かけるんだけど、ムーミントロールがムーミンママにおべんとうを頼んで,ムーミンママはバスケットにサンドイッチやりんごやキャンディやジュース詰めてくれる。 私、すでにここで虜。 そう!そうそう!!! ちいさな冒険者たちに必要なのは、ママのおべんとうだよね!!! しかもジュースも手作りっぽく瓶に詰めてある。ハ?なにそれ?フィンランドの田舎の丁寧な暮らしには、すぐのめるようによく混ぜてある瓶詰めのジュースが、あるのかい?!なんだよそれ!もっと詳しく知りたい! このあと指輪物語みたいな感じの本格的な旅が始まっていく。 途中で参戦した謎のミニマリスト・スナフキンが想像よりスカシまくっていた。小心者のスニフがめちゃくちゃ喚いててかわいい。 そしてだんだんボーイミーツガールが始まってきて、ムーミントロールがポンコツ化していくさまがすごく笑えた。その後も続々とクセ強すぎるキャラしか出てこなくて、大変楽しめた!! てかほんとに彗星くるのかよwwwww みんな本格的に逃げてて怖いんだけどwwww 彗星が落ちてくるくだりは、スピード感あり,ハラハラしてとても面白かった。 で、なんなの?結局なんだったの?! 良くわからないけど、彗星はたしかにムーミン谷を襲ったし、なんだかわからないけど海も戻ってきた! よかった! よかった!!!! スナフキンが思った以上にイカれミニマリストでウケた。 彼の影響をうけて、鍋とか捨てまくったときのスニフの情緒不安定がものすごく面白かった。 半トランスになったあと泣いてて共感しかないw たぶん、このお話は、子供の頃は読めなかったと思う。 35にしてようやく世界のグレーを楽しめるようになって、児童文学のなんでもござれを許して赦されるようになった。 今見るとちょう可愛いスニフ、子供の頃は1番嫌いなキャラクターかもしれない。 だから児童でムーミンを楽しめる人々が羨ましいし尊敬する。 でも、お話は必要な時に自分に現れてくれると信じているので、いまの私にこそぴったりなのだろう。 あーおもしろかった! シリーズの次も読んでみようと思うが、翻訳者が違うみたいだった。翻訳によってなにか変わるのかな?それも含めて楽しみ。
  • ばぶちゃん
    ばぶちゃん
    @babuchan
    2025年8月24日
    映画トーベを途中まで観て。名言はよく見かけるけど、それがどんなストーリーから生まれているのか、キャラクターたちはどんな性格なのか、を知りたくなって読み始めた。 すごく面白い!引き込まれる!って感じではないけど、ムーミンたちの世界に穏やかに入ってみてる感じ。 「大切にしたいものは思い出の中にしまっておく」「なるべく古いズボンをくれ」スナフキンは言うことが良かったり面白かったり。そして私はスニフにイライラしがち。
  • 霧谷
    @kiri_08312
    2025年7月30日
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