これからの時代を生き抜くための民俗学入門

9件の記録
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年9月16日読み終わった就寝前読書お風呂読書@ 自宅第5章読む。「民俗学の聖地を歩く」というタイトルなので「聖地巡礼」的な趣もありつつ、民俗学のフィールドの広さを味わえる楽しい章だった。椎葉村、遠野、「内閣文庫」、南西諸島、三信遠、山村・海村・離島、都市など。余談だけど、大学院時代のニックネームが「随筆博士」だった(222頁)という宮田登先生への親近感が増した。 第6章は他の本にもわりと書かれている著者の半生や研究歴について(本書のキーワードを使うなら著者がいかに「回遊」してきたかの来歴)。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年9月15日まだ読んでる就寝前読書@ 自宅第4章は民俗学が「生」のリアリティとどう付き合ってきたか、研究の実践例が多数示されている。入門者には一番具体的で楽しいパートかも。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年9月15日まだ読んでるお風呂読書@ 自宅東京国立近代美術館「記録をひらく 記憶をつむぐ」をようやく観てきた。湿度がしんどかったので帰ってすぐお風呂。 方法としての「世間話」に関心があったので、第3章ではそのあたりが「民主主義」の話と絡めながら整理されていてありがたかった。
- JUMPEI AMANO@Amanong22025年9月14日読み始めた就寝前読書お風呂読書@ 自宅「入門書」が近年ドカドカ出ている民俗学(あと人類学)ジャンル。島村先生も『みんなの民俗学』や編著『現代民俗学入門』を書いていらっしゃるけど、今回の本は〈民俗学という学問が持つ、ものの見方、考え方、あるいは研究の実践例などについて〉触れた〈「深掘り」型入門書〉ということで(2頁)、いちばん読み応えありそう。 第1章で民俗学の射程の広さを表す一例として、まず「クィアの民俗学」が出てくるのが今っぽい。注目している民俗学者、辻本侑生さんのお名前が出てきてちょっとテンション上がる。 第2章の「霊的なもの」の話も面白い。霊力、霊魂、人間霊、死霊、怨霊、精霊、カミの定義と関連が体系的に整理されていて助かる。