情報リテラシーのための図書館
5件の記録
いるかれもん@reads-dolphin2025年12月2日読み終わった学び!図書館情報学職場で関連する内容の研修を受けたので、ちょうどいい機会だと思って再読した。実は元々根本先生の本あまり得意ではなくて、前回読んだ時も消化不良だったけれど今回はその時よりは理解できた気がする。 「情報リテラシーのための図書館」というタイトルではあるが、図書館史や教育制度の説明も多い。情報リテラシーについてガッツリ言及しているのは最初1~3章と最後第9章くらいかもしれない。 中で、「天使のいる図書館」という映画が紹介されていたが、この映画に絡めて、「そう、この映画では、インターネットの世界に入ると過剰に押し付けられるメッセージ、度を越して結びつきを強いるネットワーク、そしていつの間にかとりこまれてしまう情報コミュニティと対極にあるものがテーマになっている。図書館は、地域やコミュニティのなかに自然に存立し、適度に人々が集まって、また去って行く場所になっている」と書かれているが「あ、なんかいいなぁ」となった。司書課程の児童サービス論で自由読書について散々考察したけれど、ここに書かれているような人々が自由に集まり、離れていける、本を本でも読まなくてもいい、ということが図書館の重要な要素にも思えた。 P.61の情報リテラシーの過程は頭に入れておいてもいいかも「事実 →(+文脈付与)→情報 →(+推論付与)→理解→(+確信付与)→知識 → (+統合付与)→知恵」 図書館と情報リテラシーの話では必ずと言っていいほど引用されているのを見るので興味のある方がご一読してもいいのでは。



