ユダの窓

6件の記録
- 味噌田楽@miso___dengaku2026年9月14日読み終わった感想完全な密室で死体と共に目を覚ました男の無罪を勝ち取るため名探偵ヘンリー·メリヴェール卿が弁護士として奮闘するミステリー小説 H·M卿シリーズ初読でまず探偵役のキャラクター造形に心掴まれた 誌面の8割が割かれた法廷シーンを通して徐々に見えてくる事件の全貌に迫るワクワク感とH·M卿の挑発脅迫なんでもありの型破りな弁護のかっこよさで引き込まれる 捜査ではなく法廷の証言から事件を解き明かすという情報の提示の仕方がとにかく巧く、その積み重ねによって導かれる思考の盲点に隠された密室殺人の真相に度肝を抜かれた おすすめ



余白@ruisui2026年7月15日読み終わった古典の法廷ミステリ。 私はディクスン・カーの作品を初めて読みました。 この弁護士HM卿は他にもシリーズがあるようです(これがシリーズ1作目でもありませんでした)。 婚約者の父親に挨拶のため、屋敷を訪問した青年が、薬入りのウイスキーを飲まされて、意識を失ってしまいます。次に気づいた時、部屋の扉は内側から鍵がかかっていて、窓もシャッターが降りていて、そして目の前には、婚約者の父親の死体が…。 ここで急に舞台は法廷に変わります。 最初は誰が誰?となって混乱しました。 当然のように被告人となった青年の弁護をするHM卿がこの話の主人公。 導入がすごいです。 最後に明かされる犯人は存在も忘れていたような人でした笑 この東京創元社文庫版には、北村薫さんを始めとする作家さん4人の対談があり、そちらもわちゃわちゃしてて面白かったです。と、言うか、彼らが引用する作品がどれもこれも知らない作品で内容が全然入ってこない…。「なんか読書家達が楽しそうに話してる…」って圧倒されました。みんなのカーの作品に対する愛だけは伝わりました。この対談の内容が少しでもわかるように、他のカー作品もどんどん読もうと思いました(対談で「つまらないものも多い」とありましたから人気なものだけつまみ喰い予定)。 対談には出てきませんでしたが、次は『皇帝のかぎ煙草入れ』を読む予定です(タイトル素敵)。















