絵のある人生

6件の記録
勝村巌@katsumura2026年3月30日読み終わった2020年に亡くなった絵本作家、安野光雅が絵画をテーマに、絵を楽しみ、豊かに生きる視点を語った一冊。2003年初版。 「いい絵」とは何か、名画はどのように生まれたのか、画家が何を考えどのように生きたのか、などを著者が自身の画作を経て実感的に感じ取ったことを優しい語り口でわかりやすく記しています。 自身の画作を通して描いているのがすごくいいです。絵の具とはどういうものなのか、とか構図って、ある意味、ウソもつくのに、どういう風に絵に深みを与えるかとか、遠近法ってなんなのかとか、油彩と水彩の違いとか、プロとアマの違いとか、みんながなんとなくぼんやりと考えているけど突き詰めきれない事柄に安野さんなりの視点で答えてくれてます。 絵を志す人はこれを読んでみるのはすごくいいと思います。絵は上手い下手ではない、ということがかなりしっかり書かれています。 素朴派(本の中ではナイーブ派と書かれている)のアンリルソーの素晴らしさを解説しているところなどは白眉です。 そのほかかなり具体的な絵画の技法的な部分もありつつ、佐藤忠良さんとの思い出やゴッホやブリューゲルの興味深い逸話なども織り込まれています。 読みやすくためになる本のお手本みたいな一冊。オススメです。





sasai@sasai_742025年12月9日読み終わったメモ p.31 「世界風景」 p.51 「自ずからなる構図」 p.61 絵に込められたメッセージ p.77 「正確な素描や色彩を求めるのが肝心なことではないかもしれない、なぜかというと、鏡に映った姿を色やなんかで定着させてみても、絵とは全然別のもので、写真以上のものではない」 p.155 よく考えてみると、自分を許す気持ちがないと絵はできあがるところまで行きません。

スカイ@skygrey2025年11月17日気になる『ふしぎなさーかす』『ふしぎなえ』『壺の中』『大きいもののすきな王さま』など、安野光雅さんの絵本をたくさん読んで育った 温かみのある絵柄が大好き 作者である安野光雅さんの人となりは何も知らないので、気になった
cojima@cojima2025年9月10日買った読み終わった美術を勉強してきた自分としては、安野さんの言い草は最高に清々しかった。現在の義務教育では美術の教育はどんどん時間を削られ、内容自体もこれでいいのかな…と思わされることが多い。上手さや教養だけを求め、同じような技法を教える授業なら、この本を読む方がよほど、それぞれの心に響くんじゃないかなと思った。 あんなに穏やかな絵本を描くのに、言葉はとても鋭くて、ぐさっと伝わってくる。本当にいい本








