宮沢賢治全集(7)

宮沢賢治全集(7)
宮沢賢治全集(7)
宮沢賢治
筑摩書房
1985年12月1日
9件の記録
  • 銀河鉄道の夜(第三次稿) P517  カムパネルラは、その綺麗な砂を一つまみ、掌にひろげ、指できしきしさせながら、夢のやうに云ってゐるのでした。 「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えてゐる。」 「さうだ。」どこでぼくは、そんなこと習ったらうと思ひながら、ジョバンニもぼんやり答へてゐました。  河原の小石は、みんなすきとほって、たしかに水晶や黄玉や、またくしゃくしゃの皺曲をあらはしたのや、また稜から霧のやうな青白い光を出す鋼玉やらでした。ジョバンニは、走ってその渚に行って、水に手をひたしました。けれどもあやしいその銀河の水は、水素よりももっとすきとほってゐたのです。それでもたしかに流れてゐたことは、二人の手首の、水にひたったとこが、少し水銀いろに浮いたやうに見え、その手首にぶつかってできた波は、うつくしい燐光をあげて、ちらちらと燃えるやうに見えたのでもわかりました。
  • ぽち子
    ぽち子
    @pochi_co31
    2026年3月3日
  • ぽち子
    ぽち子
    @pochi_co31
    2025年11月12日
    銀河鉄道の夜、初稿から読み比べ中。
  • 今日お迎えした本
  • えみ
    えみ
    @caleidoscopi0x
    2025年3月6日
  • マリヴロンと少女 だけ読んだ📖 情景がホントに好き! そして良く出てくるギルダちゃん💫 絶対美少女だ!!!
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