幸福な遊戯

6件の記録
ぐうたらスズメ@suzumegu2026年1月17日読み終わったKindle Unlimited短編集その3 銭湯 ___喋る度に、喉に浮き上がった骨が小さく組体操するのを見て、何を飾る必要があるのだろうとぼんやり考え___ お局49歳妙子への描写が酷すぎて感心した。 銭湯の情景はもちろん、職場の妙子とその周辺の描写がとてもリアル。 世のお局と呼ばれてしまう女性達は、なぜこうもパターン化できてしまうほど似通った性格をしているのだろうか。 短編集3つの中では、一番平和なお話で爽やか。 ヤエコ、親にあの手紙出してないんだ、よかった。この主人公は、この先もなんか大丈夫そう。

ぐうたらスズメ@suzumegu2026年1月16日読み終わったKindle Unlimited短編集その2 無愁天使 ※ネタバレ 母の死後、取り残された3人が繰り返すどんちゃん騒ぎ。たまたま去年読んでたサガンの『悲しみよこんにちは』を連想させた。 新しい浴槽を手配しちゃって天蓋ベッドもそのままに、あの家を出た妹。 家族の中で、なぜ彼女だけが前を向けたのか。 彼女だけがあの手首の紐を解いていないから、なのかな。悲しい。
ぐうたらスズメ@suzumegu2026年1月14日読み終わったKindle Unlimited短編集その1 『幸福な遊戯』 男2人、女1人のシェアハウス。 カメラが出てきてなんかオシャレ。 若い、儚い、美しい。 約束は簡単に破られる。 とうとう主人公は、彼らの友情を壊してしまう。 自分がしたことに原因があったと最後まで気付かず、それでいて、わけも分からず必死に執着し醜態を晒す。誰にでも、こんな経験あったよね? 言動の整合性の無さ、目の前の相手に対する不誠実さ、自分に正しくあろうとすることに無頓着なところ、若い頃のあれって何だったんだろう? ハルオや立人は、事を荒立てない。悲しそうに、やさしく家を出て行く。誰も責めない。 主人公とこの2人の違い、何だろう? 育ちの悪さだと思うんだけど、どう書いてあったかな。 若いのに人として出来上がってる…!と感じさせる人が過去何人かいたけど、親にちゃんと愛されたであろう安定感があった。 私もできればそっち側が良かった。 ハルオのカメラはきっと続いた。 あの女やばかったよなー、って2人で笑い合っててほしい。


たご@clan_19672025年9月15日読み終わった再読角田さんのデビュー作。現実ではないどんちゃん騒ぎの遊戯の中に留まりたがる人と、いつか耐えきれなくなって抜け出したはずなのにそこにいる自分を夢想する人の話。未来はまだ遠く、可能性は無数にあるはずなのに、その魅力的な可能性のどれをも自分は選びうるはずがない。たとえ未来は未知のものであっても、今ここにいるのはよく知っている自分でしかないのだから。



