滅びの前のシャングリラ (中公文庫)

23件の記録
はるさめ@harusame_03862026年3月22日読み終わった普段あまり読まないタイプの作品だけど、あらすじに惹かれて購入。巨大隕石で死ぬことが確定している状況で人は残された時間をどう使うのか。自分の答えは「いつ死んでもいいように、やりたいことを常日頃から可能な範囲で消化する」でした。実に相対的なアイデア、もし自分がこの終末にいたならば確実に何かしらを後悔しながら死んでいたでしょう。 その点、本作の主人公たちはこの問いに対しての絶対的な答えを、困難の中において見出して(あるいは再発見し)最後の一瞬までを生き抜いていきました。その力強さに素直な憧れを抱きました。



タイヤキ@taiyaki_r032025年11月22日読み終わった一ヶ月後に小惑星が衝突して地球が滅びると宣告され、倫理観が崩れ去り、荒廃していく世界。クラスの苛められっ子とマドンナ、18年前に別れた恋人同士が交わって、残り僅かな生を光で満たしていく物語。 「明日地球が滅びたらどうする?」という質問は、人生のどこかで一度は登場しているセリフだろう。 形は違えど、皆、鬱屈したものを抱えており、このまま世界が終わればいいと願いつつも、現実になればなかなか受け入れることはできない。罪を裁く時間も法律もあって無い様なものだからと、殺人をしてしまう者もいれば、自分にどんな罪があったか、理由をつけて受容する者もいる。 どうせ滅びてしまうなら、方法は何でもいい。心の整理がついて、死ぬ瞬間まで納得できる行動を選び取ることができれば。

シンジ@shinji2025年10月31日読み終わった人類の滅亡を回避するでもなく抗うでもなく、その日を迎える人々…。 家族の絆…。 重なり合うそれぞれの物語が、凪良ゆうさんの美しい日本語で紡がれていく。












