私労働小説 負債の重力にあらがって
8件の記録
- 薫風堂@viola_6666662025年11月5日読み終わった生きること、働くことは、「負債を返すこと」なんて、考えたこともなかった。負債とは、育ててもらった恩、雇ってもらった恩、生きていける環境を与えてもらった恩・・・。負債は、返さなければならない、という考え方にとらわれているかぎり、人は理不尽な状況に甘んじてしまい、からめとられてしまう。負債の重力から抜け出さなければ、未来はないが、果たしてできるだろうか?著者にとっては、かなり前の体験に基づく6編の小説だが、まさに今も状況が変わらず、なんならもっと悪くなっているのが苦しい。








