薫風堂
@viola_666666
- 2025年11月22日
ババヤガの夜王谷晶読み終わったとにかくスピード感に圧倒された。読み始めたらノンストップ。2人の女が出会い、2人の人生は加速していく。映画「テルマ・アンド・ルイーズ」を想起させるが、違うのは2人が最後まで生きることをあきらめずもがいたこと。それがなおさら悲しい。 - 2025年11月20日
- 2025年11月17日
アンダークラス相場英雄読み終わった世界的な巨大通販サイトと、ベトナムからの自能実習生が交わることから生まれた殺人事件を追うミステリー。事件を追ううちに日本が凋落していく姿が見えてくる。5年前の作品だが、今、さらに悪い状況になっていることが歯痒い。 - 2025年11月14日
- 2025年11月13日
3時のアッコちゃん柚木麻子読み終わった - 2025年11月12日
- 2025年11月5日
私労働小説 負債の重力にあらがってブレイディみかこ読み終わった生きること、働くことは、「負債を返すこと」なんて、考えたこともなかった。負債とは、育ててもらった恩、雇ってもらった恩、生きていける環境を与えてもらった恩・・・。負債は、返さなければならない、という考え方にとらわれているかぎり、人は理不尽な状況に甘んじてしまい、からめとられてしまう。負債の重力から抜け出さなければ、未来はないが、果たしてできるだろうか?著者にとっては、かなり前の体験に基づく6編の小説だが、まさに今も状況が変わらず、なんならもっと悪くなっているのが苦しい。 - 2025年11月1日
中国の賢いキッチン原口純子読み終わった1999年に刊行されたものの文庫版。オリンピックに向けて大きく変わる直前の中国の姿を垣間見ることができる。今は、さらに街の姿は変わっているだろうが、人の暮らし方や食への考え方はどうなっているのだろう。 - 2025年10月16日
- 2025年10月9日
驚きの介護民俗学六車由実読み終わった介護と民俗学に接点があるなんて考えたこともなかったが、こんな関わり方があり、お互いに得るものがあることに「驚いた」。介護の現場がいろいろな人に開かれることで広がる可能性が感じられた。なにより、介護施設の入居者の方々の話がおもしろいし、そのおもしろさをくみとる著者の姿勢がいい。 - 2025年9月27日
こいしいたべもの (文春文庫)森下典子読み終わったいわゆるジャケ買いした1冊。もう、ホットケーキがおいしそうで。たべものにまつわるエッセイで、作者の人生のしあわせを、すこしのぞかせてもらったようで、心が温かくなる。 - 2025年9月25日
女の国会新川帆立読み終わった作者には申し訳ないけど、ミステリー部分よりも、選挙や国会議員の仕事の部分がおもしろかった。国政に打って出ることに、迷う市会議員に「市会議員は、身近にいる人たちの困りごとに対応する。その範囲を広げる、と考えればいい」とかける言葉に、本当にそうだなーと思う。 - 2025年9月10日
- 2025年8月22日
- 2025年8月22日
- 2025年8月22日
- 2025年8月18日
女の子たち風船爆弾をつくる小林エリカ読み終わった風船爆弾をめぐる女の子たちの物語。満洲事変あたりの戦中から戦後、そして現在まで続く無名の多くの「女の子」たちの日常が、少しずつ戦争にそまっていく。女の子たちの「名前」は記されず、みんな「わたし」。詩のような文体とあいまって感じた違和感が、ずっと残った。 - 2025年8月5日
ブート・バザールの少年探偵ディーパ・アーナパーラ,坂本あおい読み終わった高野秀行さんのXで紹介されていた本。ただ、高野さんの紹介文をよく読まず、勝手にインド版コナンのような物語だと思って読み進めたら、かなり違った。ミステリー要素よりも、インド社会の貧困や教育、ジェンダーなどの社会課題が色濃く投影されている。スラムで暮らす子どもたちが、とてもリアルに感じられ、著者の経歴や執筆の動機(あとがきでふれられています)を知って納得。 - 2025年7月26日
- 2025年7月24日
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