レンブラントの身震い
6件の記録
miyuu@miyuu_08242025年12月31日かつて読んだAIの最前線を巡るサイエンス・エッセイ。 「人工知能は創造性を獲得し得るのか?」 この問いをアート・音楽・数学・囲碁・文学… さまざまな分野で、数学者である著者が考察していく。 アルゴリズムは一目でレンブラントの作品とわかるような 新たな絵を描く方法を身につけられるのか? 数学において価値ある新たな定理を作ることができるのか? 私たちを感動させるような音楽を作り出せるのか? これらが可能だったとして、それは真の創造と言えるのか? アルゴリズムがバッハに似せて作曲した音楽と 人間がバッハに似せて作曲した音楽。 アルゴリズムが書いた数学の証明と 人間が書いた数学の証明。 アルゴリズムが書いた物語と 人間が書いた物語。 「人工知能は創造性を獲得し得るのか?」 最後まで結論がわからなくておもしろかった。 曖昧さは、芸術における創造の重要な一部。
小萩海@umiyoake2025年3月23日読み終わった@ 月と六ペンス5時間半おこもりして読みかけから一気読み。 AIの推進とその付き合い方について、倫理観を含めて問われる昨今、もう事実上生活を支配しているといっても過言ではない域まで達しているように感じていますが、日本語訳が出版された年から4年以上経った今も書かれてる内容は古びた感覚ではなく、むしろ今も感覚的には変わっていないような。著者の専門である数学の分野を脅かしているかは不明ですが。機械に意識はなく創造性を獲得したともいえず、その進化の目的がもはや創造の拡張ではなく金儲けなのが、虚しいです。 アルファ碁の話は知ってましたが、チェスや数学、音楽、絵や詩・小説など、さまざまな分野でのAIに関する大量の実例や、アルゴリズムに焦点を当てた歴史を知れて、学びになりました。なんだかんだ、AIに関する本をちゃんと読んだのはこれが初めてかも。 この方に限った話ではないのですが、芸術分野への興味が強い科学者や数学者の文章は、やわらかい傾向があって好きです。読んでて突き放されなくて。 創造性とはなんなのか、ゆさぶられるような読書でした。





