世界99 上下巻セット

世界99 上下巻セット
世界99 上下巻セット
集英社
7件の記録
  • いくの
    @iqno
    2025年3月22日
  • pi
    pi
    @pipi_log
    2025年3月16日
  • す さ
    す さ
    @darsoo37_
    2025年3月11日
  • キユウ
    キユウ
    @_kiuzzz
    2025年3月9日
  • 村田沙耶香『世界99』 「かわいいだけじゃ、だめですか?」 娘が可愛い、好きだとハマってしょっちゅう聴いているアイドルの歌。 村田沙耶香の新刊『世界99』 を読んだ時、まっさきに思い浮かんだのが、 アイドルの彼女たちでした。 いや、自分だって。 適度な「媚び」を必要とする、 「媚び」ないと叩かれる、そんな社会だよなあと。 想像の世界としながら現在進行形の凄惨な現実世界の記号をちりばめ、淡々と書き付ける村田沙耶香はすごい。 こんな物語を書く作家をこんなに多くの日本の若い女性が支持してる、それこそがディストピアだよな、と思いました。 武田砂鉄のプレ金ナイトに 村田沙耶香さんが出演されていました 武田砂鉄のプレ金ナイト TBSラジオ 2025/3/7(金) 22:00-23:30 https://radiko.jp/share/?t=20250307221256&sid=TBS #radiko #シェアラジコ #武田砂鉄
  • 小萩海
    小萩海
    @umiyoake
    2025年3月8日
    短編ですらもっていかれるのに、村田沙耶香の大長編なんて読んだら、もう戻れないところにいきそうでこわい。上下巻に怯んで購入をやめてしまったが、なぜか代わりに買った小説もまた上下巻だった。つまり本の長さに怯んだのではなく、村田沙耶香に怯んだ。もう少し暖かくなったら覚悟を決めたい。
  • 2025年のマイベスト小説がもう決まってしまった。 それくらい圧倒的な作品だった。 864ページ、一度も手を止められずに没入した。気づいたら朝。 物理的には読み終わっているのに、しばらく心は物語の中に残り続けていた。 長い長い旅をして、ようやく現実に帰って来られた。こんな読書体験、久しぶりだ。 主人公・空子は、自分自身を持たない。 他者の言動を〈トレース〉し、その場にふさわしい人格を作りながら生きていく。 そんな空子の生きる世界には、ピョコルンという可愛らしいペットがいる。 このピョコルンにある能力が備わったことで、世界は予想もつかない方向に向かっていく──。 SF感が出てくる中盤以降は、この物語がどこに向かっているのか全くわからず、ただただページを捲る手が止まらなかった。いつもの村田作品どおり「当たり前」がぶっ壊される。そして、読んでる間、頭を掴まれて揺さぶられるような感覚を覚える。 本作で、村田作品はひとつの到達点に辿り着いていたように思う。アイデンティティ、社会への適応、女性の生き方——これまでのテーマがすべて集結している。さらには、社会の分断や差別、テクノロジーと人間の関係性など、現代社会が抱える様々な問題までもが折り重なり、圧倒的な密度で迫ってくる。1回読んだだけでは消化しきれない。間違いなく、何度も読み返すと思う。 ただ、村田作品なので、いつもどおり好き嫌いは分かれるとは思う。 性的な表現やグロテスクな表現も多いし、人によっては倫理的に嫌悪感を抱くような描写もある。 正直、気軽に勧められる本ではない。それでも、いろんな人に読んでもらいたい。そんなジレンマに囚われている。
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