毎朝きょうも人間するか〜！と気合いが必要な人間にとって、ほっとする、いい本でした。ありがたや〜生きられる〜

はじまりから、ポール･オースター『トゥルー･ストーリーズ』の文庫をたまたま読んでいたふたりが電車で向かい合わせに座って、互いのコートやスエード生地の真っ青なハイヒールの美しさに魅せられ、そしてその夜にふたりが再会するという、もうこれだけで良い本を手にとったとおもえて嬉しい。そのつづきに「今日のような出会いが今後の人生を劇的に変化させるようなことはなくても、この世を見つめる眼差しに、たわみや変化をもたらしてくれることは、ある」と書かれており、わたしにとって、この本がそうなることはまちがいないように思えたところで、きょうは寝る。

猫の日に タイトルだけで察するところがあるけれど、数頁読んだ段階でかなり良い◎ 自分と似た感性のエッセイに惹かれる事が多いがその一歩先。もうちょっと深く、そして落ち着いた眼差しで。一気読みの予感🫧