人の心に流れる音楽が聴こえる、という不思議な能力を持つ店主が営むオルゴール店。 そこへ導かれるように、はたまた偶然訪れた人々との心が温かくなる物語です。 特に先天性の難聴の子どもと母親の物語には、目頭が熱くなりました。

わたしの声は、この子に届いていた。

誰にでも忘れてしまってた記憶や気がつかないようにしてた気持ちにひとつのオルゴールによって素直な気持ちに気がつけたり。なんだかほっこりした気持ちで読み終えた。 良きでした

贈り物を決めあぐねている人たちが、オルゴールなら、って手に取っていく気持ちがなんかわかるなぁって思った。 思い出を奏でるにもぴったりな感じ。 記憶と結びついている音楽があるってなんかいいなぁと思った。

心温まるストーリー。 オルゴールの音色って癒される。 それぞれの心にながれている音楽に耳を傾け、オルゴールに。そして、そのオルゴールを受け取った主人公たちが自分の本当の心の声、相手の声に耳を澄ませる。 見えないもの、はっきりも言葉に出せないものに耳を傾けるって必要だな。