残像に口紅を (中公文庫)

11件の記録
のん@norie1010saran2025年11月2日読み終わった特定の文字が消えるごとに変わっていく世界の話。 使える言葉が制限されていくのでどんどん文章が短くなっていく。言葉が短くなると会話が乱雑になっていく。 言葉が短くなると、男っぽい印象を受けるのに改めてびっくりした。(今日の晩御飯って何かな?→飯、何だ?) 私達は円滑な関係を作れるよう、もしくは思いを伝えられるように日々巧みに文字を操って人と接してる。 だんだんと言葉が乱暴になり、言葉に釣られて作者も乱暴になり、世界も乱暴になり、彩が消えていく。 初めての感覚の小説だった。




kyoko@_bittermilk_2025年7月22日買った読んでるなぜか本を中古で買うという選択肢が長年頭から抜けていた つい最近知ったのでブックオフで購入 クーポンとポイントを駆使して250円! 読み切れるだろうか少し不安…🫤
花緑青@hana_rokusyo2025年3月23日読み終わった途中から官能シーン出てきて職場で読めなくなった。段々と文字が消えていっちゃって淋しくなる。読み終わった後これまで当たり前のように一緒にいた文字たちが、フルーツ皿にのせられた多種類のくだものの様に感じるようになった。


湯の本棚@y_book222023年12月8日かつて読んだ本屋さんで売っている帯でどうにも近寄りがたく、 彼に借りて拝読。 想像以上に難しい文体で 頭働かせながらも読み切った 想像し難い世界だったけども、着想面白いなあととても思った





