心情を版画にした文章のようでおもしろかった。 読んでいると自他の境界線が薄れていき1文ごとに溶け込んでゆく感じがして、とても身体に馴染み生まれた頃から一緒だった気がする本です。 私と相性がよかった。

自己愛とは自分自身でありたいという欲望。

散歩をしているような気分になった。この本で紹介されている作家達の本を読んでみたい｡ 積読消化しなきゃ。

本のカバーと帯から海を感じ小さき者たちのことを見る。忘れたくない内容だった。今までどれだけ知らずに生きてきかを実感する。今後他の本を読む時に『小さき者たちの』本がチラつくだろうな。

手軽に読める1冊。優しい話だけかと思ったら油断した。

途中から官能シーン出てきて職場で読めなくなった。段々と文字が消えていっちゃって淋しくなる。読み終わった後これまで当たり前のように一緒にいた文字たちが、フルーツ皿にのせられた多種類のくだものの様に感じるようになった。

何がなんだか分からなかったけど読んでるうちに一文字一文字の鼓動が聞こえてくるような気がした。