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伊北郁
伊北郁
@Kaoru_1kita
  • 2026年6月27日
    風の海 迷宮の岸 十二国記
    十二国記シリーズ2巻目。 1巻の何年か前、戴国の話……というか、泰麒が成長して国に下るまでの話。 王の選定と麒麟の設定が色々深掘られて面白い。その設定と、泰麒が未熟らしいという事実が全部まとめて最後のシーンに繋がる構成が凄い。
  • 2026年6月16日
    やがて君になる 佐伯沙弥香について(3)
    『佐伯沙弥香について』3巻。百合漫画にありがちな負けヒロインを描いた作品として間違いなく金字塔と言える作品。 こういう、自分を俯瞰できて賢い子が元気100%みたいな子に絆されていくのはめちゃくちゃ定番だが結局それが1番美味いまであると思います。あと枝元陽は『やがて君になる』シリーズにおいて1番真っ当な人間かもしれない。
  • 2026年6月2日
    異常【アノマリー】
    異常【アノマリー】
    『P.181まで読め』的な勧めを見て読んだ。宣伝に偽りなし。序盤は色んな人の、ちょっと変わってはいるがさほど面白くもない日常が次々描写される。彼らに共通しているのは、3月に乗った飛行機が大嵐に見舞われたということ。それから、話の最後にFBIの人間がやってくること。中盤以降の展開とラストはとんでもない。
  • 2026年5月24日
    変人のサラダボウル
    変人のサラダボウル
    『変サラ』1巻。 売れない私立探偵が異世界からやってきた皇女サラ(と女騎士)を拾う話。色々あって女騎士は出ていくけど。 全体的にテンポが良く、タイトル通りに変なやつをポンポン登場させていく展開だが、それでいてサラのキャラを分かりやすく紹介していて流石に巧い構成。 閨さんと友奈ちゃんと盾山さんが好き。
  • 2026年5月24日
    終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #04 (角川スニーカー文庫)
    『すかすか』4巻。 3巻末で地上で死んだっぽい感じになっていたヴィレムとネフレンが、滅びる前の地上を模した夢世界へ入り込む話。 「夢の世界は人の記憶から生成されるが、ヴィレムもネフレンも知らない情報がこの夢世界には存在している」「つまり、これはヴィレムとネフレンの記憶だけを元にした世界ではなく、他の誰かも犠牲になっている」という展開はかなり面白かった。オチも良い。 で、これはどうなるんですか???ここからなんかハッピーな感じになるんですか???という感じになっている。5巻が楽しみ
  • 2026年5月16日
    爆弾
    爆弾
    佐藤二郎の怪演で知られる映画の原作。 自販機と酒屋の店長を殴って捕まった、スズキタゴサクという汚い男が未曾有の爆弾事件を引き起こし、彼の取り調べを通じて警察が犯罪の防止を試みる話。 結論から言うと、全然爆弾を止められてないのが逆に良かった。単なるサスペンスというより人間の心の話をしている印象。オチも良い
  • 2026年5月9日
    The Indifference Engine
    伊藤計劃作品集。 『虐殺器官』『ハーモニー』は読んだことがあったが、これは未読だったため読んでみた。 表題作の『The indifference engine』はかなり面白い。のちに『虐殺器官』になったという『Hevenscape』も雰囲気があった
  • 2026年5月6日
    雨森潤奈は湿度が高い2
    雨森潤奈は湿度が高い2
    2巻。潤奈のアーティスト活動や、そのポテンシャルが色々と明らかにされる回。 潤奈が意外とめちゃくちゃハイスペックな設定はこの巻の後半に描かれた展開へ持っていきやすくするための設定かと思うが、これはこれで便利なので良いと思う。 また終盤に詩暮が小説書いて全然ダメなのはかなり好きな展開。苦し紛れに創作なんかしなくても隣にいる資格があるという表現として的確。 あと、2人の口から『MyGO!!!!』が出てきて嬉しかった。
  • 2026年5月5日
    東京都同情塔
    東京都同情塔
    現実では頓挫したザハ・ハディドの国立競技場が完成した世界で、『同情されるべき人間』を収容する『刑務所タワー』のデザインコンペに参加する女性建築家の話。 分かりやすいところと分かりにくいところの差が凄いが、文章は非常に読みやすい。 ただそれはそれとして、言語や物理的な存在が人の『認識』に影響を与えるという明快なメッセージ以上のものが自分の理解力では汲み取れなかったので、(嫌々)芥川賞の選評を読んでみたら、みんなめちゃくちゃ曖昧なことしか書いていなかった
  • 2026年5月5日
    月の影 影の海(下) 十二国記
    『十二国記』シリーズ2巻。急に面白すぎる。 陽子がこっちの世界に来た理由や、世界の設定が一気に明かされる。有り体に言って、上巻の時点では何が何だか分からなかったので面白いもつまらないもなかったが、こうなるともうめちゃくちゃ面白い。 高校の頃にやった漢文知識的なもののおかげで読みやすくなった印象はある。
  • 2026年5月4日
    月の影 影の海(上) 十二国記
    『十二国記』初読。勝手に『獣の奏者』的な完全異世界ファンタジーかと思っていたが、異世界転生的な何かが起こって驚いた。 まだ上巻なので仕方ないのかもしれないが、マジで何も分からないまま終わる。優しそうな人に裏切られ、化け物に襲われ、小うるさい化け猿が喋ってるだけ。下巻が楽しみ
  • 2026年5月2日
    倫敦スコーンの謎
    小市民シリーズ最新刊。春季から夏季の間に起きた事件をめぐる短編集。 どれも米澤穂信らしい後味で非常に良かった。最後の『維納ザッハトルテ』が書き下ろしで、前3話の流れを汲む作品になっているが、冒頭の『桑港クッキーの謎』が(単体でも良いくらい)お気に入り。 2人の会話が過去作と比べても軽妙な感じがして良かった。
  • 2026年5月1日
    雨森潤奈は湿度が高い(1)
    雨森潤奈は湿度が高い(1)
    『湿度が高い』ヒロイン雨森潤奈と主人公が、共通の趣味(音楽)を通して惹かれ合う系のラノベ。 『湿度が高い』はオタクの間で雑なキャラ付けに用いられがちな印象ですが、これはかなり良作。名前の上がるアーティストも適度な知名度のものばかりで衒学的な気配を感じさせず、天気や花の比喩も効いている。何よりヒロインが分かりやすく可愛い。 Twitterでの作者さんの宣伝具合も良かった。宣伝に偽りなしの良作。
  • 2026年4月30日
    令和元年の人生ゲーム
    所謂タワマン文学の連作短編集。 Z世代の苦悩云々と宣伝されているが、語り手は大学生とかよりはやや上の世代(25-35歳)で、彼らの苦悩が描かれがちな印象。 連作の軸は、全話に登場する『無気力な男』沼田。非常に沼田のキャラや価値観が分かりやすくて良いし、話のどの要素が何のメタファーになっているか明確で、話のつくりがうまいと思った。 ただ頼むから沼田に何があったのか教えてくれ。
  • 2026年4月25日
    ([お]17-1)完璧じゃない、あたしたち (ポプラ文庫 お 17-1)
    女性同士の恋愛(的な関係)をまとめた短編集。自分は百合厨ではあるが、男性も女性も勝手に恋愛すれば良いじゃないかという思想の持ち主でもあるので、この本の後書きには共感するところがあった。 『友人スワンプシング』『だからその速度は』がお気に入り。
  • 2026年4月18日
    終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #03【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)
    『すかすか』3巻。 新しい成体妖精兵が2人登場し、地上探索に向かう回。アイセアの過去、『獣』の正体についても明かされ、従来通り謎を明かしつつ伏線を張っていく流れが非常に滑らか。 やっぱクトリ死ぬ(死んでないけど……)じゃん………………。という感じなんですが、まだどういう意味か分かってない展開もあるので、4巻が楽しみです。
  • 2026年4月17日
    終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#02
    『すかすか』2巻。 これ2巻の感想じゃないんですけど3巻のあらすじを先にちょっと見ちゃって絶望しています。嘘ですよね?ここからはクトリとヴィレムの幸せな毎日(時々戦闘)ですよね??? 話は今回も良かったです。良いテンポで昔の話と、今の世界の実像が描かれていくんですが、情報の小出し感もキャラの良さで間がもっている。3巻が楽しみです………いや嘘です。読みたくないです。クトリ死ぬな………
  • 2026年4月12日
    愛されなくても別に
    百合オタクからの推薦で武田綾乃作品を初読。 家庭環境が破綻しててバイト漬けの大学2年生、宮田と、同じく家庭環境と生まれが破綻している大学生、江永の出会いと生活の話。 百合というか、そういう家庭環境とか愛に関する問題と救済がメインテーマじゃないかと思ったが、百合は定義が広いので別に文句はない。それはそれとして、宮田と江永の2次創作は読みたいし、話としても何度か読み返したい作り込みを感じた。
  • 2026年4月9日
    終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? #01
    忙しかったので久々の読了。『すかすか』1巻。 全ラノベでも有数の名略称だと思います。 人類が滅んだ世界で、人類唯一の生存者は、謎のロリたちが暮らす『倉庫』の管理人に任命され……という話。 話の内容も良かった。一体どうなったんだ……?って終わり方だったが、続きが楽しみ。
  • 2026年2月25日
    やがて君になる 佐伯沙弥香について(2)
    『やがて君になる』スピンオフ2巻。1巻は沙弥香の高校入学までを語ったが、ここでは主に高1時代のことを語る。揺れる女子高生の心理描写の巧みさは は流石の入間人間。『ささつ』にも凄いcpが出てくるよと言われて読み始めたが、どうやら3巻で出てきそうで非常に楽しみ。
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